ZARD・坂井泉水さんを偲ぶ会

…自分の青春時代を彩った、ZARDのメロディ…。そして、坂井泉水さんの声、メッセージ…。
信じられない、信じたくない現実を、認識すべく…足を運びました…。
[Memory 01・プロローグ…]
[Memory 02・坂井泉水さんを偲ぶ会] [Memory 03・そして…]

What a beautiful memory Tour [大阪] [東京・日本武道館] [第58回紅白歌合戦]
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Tips to enjoy ZARD・What a beautiful memory (2008)


[Memory 01・プロローグ…]


 ウサギ小屋のほうは、あと3日のカウントダウンを開始しましたが…
 Silent Sirenのほうでは、別のカウントダウンを…。

 それは、坂井泉水さんの音楽葬への…カウントダウン…。

♪あの微笑みを忘れないで Forget your worries and gimme your smile
 心の冬にさよならして 走り出そう 新しい明日へ
 −ZARD, "あの微笑みを忘れないで", from Album "Hold Me", 1992−


 新しい明日へ走り出すためにも、あの場所に自分の身と心を委ねたい。
 そして、願わくは…「きっと忘れない」を、大合唱したい…のです!

 この心に抱えた悲しみと決別するためにも…。
 明後日、自分は青山葬儀場へと足を運ぶ予定です…!


[Memory 02・坂井泉水さんを偲ぶ会]


 行ってきました…ZARDのプロデューサー、ディレクター、そしてボーカル担当…
 つまり、ZARDそのものでもある、坂井泉水さんの音楽葬へ…。

 朝の時点から4000人が並ぶという、その圧倒的な支持。
 早くその場に身を委ね、坂井さんとの思い出に浸りたいと言う気持ちを隠しつつ、
 仕事に打ち込みながら…午後4時50分。早退可能時刻になった途端、職場を飛び出して…。

 到着しました…青山葬儀場。
 入り口には早速、坂井さんの写真が…『揺れる想い』フォトセッションからですね…。

 こちらは、各マスコミでもおなじみの風景でしょう。
 あまりに美しい坂井さんに、切なさを覚えながら会場入りです…。

 会場へと続く列に合流し、目前に現れた大型スクリーンからは…『永遠』のプロモ。

♪「君と僕との間に 永遠は見えるのかな」
  どこまでも続く坂道 あの日から淋しかった 想像以上に… Just Fallin' of the Rain
 −ZARD,"永遠", from Album "永遠",1997−


 …あの日…訃報が報じられたその日から…本当に淋しかった 想像以上に…
 突然、現実を突きつけられて…。

 その事実から目をそむけるように…。右手を向く。
 するとそこには、一面の花。坂井さんが好んだ色で…。その色は、『揺れる想い』でおなじみの色…。

 

 あたりを見ると…スクリーンに流れ続ける映像に、涙ぐむ人も。
 しかし…列に居る人たちは本当に千差万別…。おじいちゃんおばあちゃんから、
 学校帰りの小学生まで…ZARD、そして坂井さんが、本当に世代を超えて愛されてきた、
 そんな、理屈では分かっていたことを、現実の風景として認識して、胸がいっぱいになる…。

 スクリーンからは、好きな曲…高校時代、本当に励まされた曲『あの微笑を忘れないで』…



 次々と流れ続ける楽曲と映像。おなじみの楽曲から、『Oh my love』のような、
 昔からファンが密かにも愛し続けた楽曲のプロモまで流されて…もう、
 涙は隠せないですよ…こんなことされちゃ…。


 そして、6時前。入場直前のスクリーンには、大ヒット曲『マイフレンド』
♪「ひたむきだった遠い日の夢は 今でも眩しい
  どんなに不安がいっぱいでも まっすぐ自分の道を信じて」


 そう…もう歌詞からしか言葉を紡げないよ…
♪「あなたを想うだけで 心は強くなれた ずっと見つめてるから 走り続けて」
 −ZARD, "マイフレンド", from Album "TODAY IS ANOTHER DAY", 1997−


 そんな言葉を胸に抱きながら、これからを過ごすことを考えるのも、切なくて。
 いや…切ないけれども、君に誓おう、走り続けることを…!

 係員に促され、斎場に入る背後からは『Don't you see!』。
 ライブ映像のため、MCの「最後の曲になりましたー」という声も響く。
 何度も観て、聴いたシーンなのに…最後の曲と言う言葉に改めて、ショックをうけながら、
 斎場に足を踏み入れると…。

 そこでは、再び『永遠』のメロディが。…泣ける。本当に泣いてしまいそうだ。

♪「君と僕との間に 永遠は見えるのかな」
 この門をくぐり抜けると 安らかなその腕にたどりつける また夢を見る日まで
 −ZARD,"永遠", from Album "永遠",1997−


 ここで、坂井さんが好きだったと言うカラーの花を手渡され。
 彼女がこよなく愛したスタジオを模した祭壇の前に足を運び…合掌。
 どうか、安らかにお眠りください。ご冥福をお祈りいたします…。

 退場後、スタッフより、メッセージカードを手渡され。
 内容は…以下の写真と同様。しかし…記された文字は、自分の一番好きな楽曲、
 『きっと忘れない』の歌詞じゃないか…っ!しかも…しかもっ…!!



♪暮れゆく都会(まち) あふれる人波 今にも笑顔であなたが現れそうで

 …!!!
 それは…こっちの台詞だよ!今まさに暮れ行く都会の風景の中、
 あなたを想い集まった、溢れるばかりの人波の中…今にも笑顔であなたが現れそう…
 そんな感覚に陥ってるんですよ、我々はっ…(涙

♪きっと忘れない また冬が来ても 想い出 抱きしめていたいから
  空の彼方へと悲しみ吹き飛ばせ 信じたい 信じてる あなたが変わらぬように
 -ZARD,"きっと忘れない", from Album "Oh my love", 1994−


 きっと忘れない!
 坂井さんは、ずっと我々の心の中で生き続けるっ…!万人がそう思って、会場を後にしたことでしょう…。

 午後9時以降まで…数度の延長を経て続いた音楽葬…。
 彼女の作り上げてきた世界の広さ、そして深さ…に感動を禁じえません…。

 …最後になりますが…改めて言葉に…。
 坂井さん…安らかにお眠りください。心よりご冥福をお祈りいたします。合掌。


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