足止めAIに関する考察

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AI相手の必勝パターンの一つに、ケルピーやオールドウィロウを利用した、足止めクリーチャを活用するという作戦がある。
ここでは、この方法をAIに実行させる為の考察を行う。

1.足止めを機能させるための条件

足止めを機能させるためには、順番の差こそあれ、大まかに次のような条件を満たす必要がある。

a.足止めクリーチャの召還条件をクリアする。

b.足止めクリーチャを配備と同時に足止めを発動させる。

c.地形変化とともに足止めを発動させる。

d.土地のレベルを上げる。

 これを前提に、AIで実装する為の考察を行う。

2-a.足止めクリーチャの召還条件をクリアする。

足止めクリーチャの召還条件には、

@クリーチャを条件に関係する土地に配備する。
Aクリーチャの配備された土地属性を変化させていく。
Bゴールドアイドルを利用して、召還条件を無視する。
Cリプレイスのスペルを利用して、召還条件を無視する。

といった4通りが考えられる。

 しかしながら、土地属性があっている、HPが大きいという優先順位で、
クリーチャを配備していく傾向が強いAIにとっては、Bだけを前提とするのは、
非常に困難である。

 また、Cについては、AIにとってリプレイスは敵の高レベルクリ排除に利用する傾向があるため、
今回のような用途ではAIでは利用不可能と考えられる。

 結果として@、あるいはAのどちらになる。
@の場合、「配置する土地の属性を選ぶ」という設定項目、
Aの場合、「地形変化コマンドの使用」という設定項目が重要となってくる。

2-b.足止めクリーチャを配備と同時に足止めを発動させる。

 足止めクリーチャを配備する場合、そのまま属性の合っている空白地に停止して、
配備できることが望ましいが、実際には、そんなに簡単にはできない。

現実的な方法として、クリーチャの交換を前提に考えるべきである。

AIにとってクリーチャの交換は、
「クリーチャ交換コマンドの使用」および、
「配置するクリーチャ」が関係する。

クリーチャの交換の優先順位としては、

@属性があっていること
AHPの値が高いこと

となっている。この点を踏まえたうえで、クリーチャの選択をするべきである。

2−c.地形変化とともに足止めを発動させる。

足止めクリーチャが、属性違いで配備されているのであれば、
地形変化により、足止めを発動させることができる。
このような状況は、

「配置する土地の属性を選ぶ」

のAI項目が比較的低い場合に発生する。
この値が比較的低い設定になっている場合は、あわせて

「地形変化コマンドの使用」

のAI項目を少し高めにすることをお勧めする。

2−d.土地のレベルを上げる。

足止めクリーチャを配備できた場合、土地のレベルを高めることで、
収入を高めることができる。もちろん、

「土地のレベルアップ」

というAI項目が重要な意味を持つ。

3.参考AI

 これらの考察を元に、当研究所で作成したAIを紹介する。

双関 火関 水関
利用クリ ケルピー&ウィロウ オールドウィロウ ケルピー
足止めAI配備方針 直接配備 属性違いに配備後地形変化。 配備済み無属性クリと交換 。
召還条件クリア 火&水への集中配備 何処でも配備し、地形変化でクリア。 何処でも配備。
水1ぐらいなので、特に対策せず。
足止めクリ配備 直接配備。 属性違いにも配備。 既存無属性と交換。
地形
変化
する する 他よりはしない
レベル
アップ
土地属性があったもの 土地属性があったもの。
シルバーブロウを活用。
土地属性関係なくレベルアップ
その他工夫 地形違いに配備することで、シュミラクラムやウィングなどの補助魔法を利用しやすい。 地形に関係なくレベルアップをする為、ケルピー配備時にはすでに拠点となっている可能性あり。