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ホモセッサの養子マナティーたち / ■その4 / ■その3 / ■その2 / ■その1

■その2 SMC98年9月会報&マナティーズ会報18号よりホモセッサ・スプリングス州立野生動物公園by ベッツィー・ダース

 動物園や水族館にいる動物達には飼育下での生活を豊かにするために、通常いくつかのオプションが与えられています。
ホモセッサ・スプリングス州立野生動物公園におけるマナティー達は、彼らの生息地で起こっている、たくさんの自然の変化を体験出来る幸せ者です。水位の変化(干満)もその一つです。
満潮時マナティー達は水際で、植物や、低く枝に垂れさがる葉を食べることが出来るのです。
干潮時は、水の流れを利用して泳いだり、水底で日光浴を楽しめます。
仕切りの橋の反対側では、魚を追いかけるイルカ達が時々観察され、渉禽類(ショウキン類;水の中を渡り歩いて餌を取る脚の長い鳥: サギ・ツル・コウノトリなど)と同様に多種多様の魚達が園内を泳ぎ回っています。そしてもちろん、自然は変化に富む天候を提供してくれます。

 枝が水中に落ちてくることを、マナティーは楽しんでいるようです。
まず葉を食べ、それから葉のなくなった枝で遊びます。当公園では、数種類のレタスを1日に2度、ニンジンを1日に3回与えています。
その他に、午前中に乾燥アルファルファを、午後にはオオアワガエリ(訳注;良質の干し草)を、そして月に2回天然の植物(海中の植物やホテイアオイ)でもてなします。
自然環境にない物では、ココナツやメロン、果物や野菜を凍らせた固まりを浮かべることがありますが、たいてい喜んで前ビ レで掴みます。

 定期的に身体検査も行なっています。
98年7月、ベッツィー、スター、そしてホリー(シー・ワールド出身で現在当公園に住んでいます)は、身体検査のため水中から引き上げられました。
スターから体重を公表しないように頼まれましたが、実に大柄な女の子です!身体検査のため水中からマナティー達を引き上げる時、エーリエルは賢く巧みに捕獲を逃れました。
彼女は、次回の身体検査を受診す ることにしたようです。

 マナティー教育プログラムの始めに、マナティー達の注意を引くためニンジンがほうり込まれます。
マナティー達がそこで待機していない場合、たいてい水面にニンジンが当たった音を聞いてやってきます。
ニンジンに最初にたどり着くのは若者達で、他の事に忙しいのか大人達は数分遅れてやってきます。ベッツィーは大人であるにもかかわらず、まるで若者のように振るまいます。
彼女は母親であるアマンダがしたように、頭で水をバシャバシャさせて注意を引き付けます。
マナティーは時々他の個体を真似ようとするのですが、これは珍しいことではありません。
アマンダとローズィーは、シー・ワールドから着た幼いマナティー達の世話をしています。
2頭とも、幼いマナティー達に付き添って休んでいるところを観察されています。

 ベッツィー・ダースさんは、HSSWP(ホモセッサ・スプリングス州立野生動物公園、以下HSSWP)に努めて10年になります。
当公園に住むマナティーの世話が、彼女の重要な役目です。そして、マナティー教育プログラムも担当しています。


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