変わった
Mac使い
渡邊鼎の!言いたい放談!
 

95:G3とL3キャッシュの有無?7200のg3 upgrade?

ProcessorManiaさんから、質問が来ましたので、ちょっと考えてみました。

> machspeed g3がL3の有無で起動できたり出来なかったりする原因って
> 渡邊さん解りませんでしょうか?
>
> L3付いてないと起動できない人がほとんどで、(mother:いろいろ)
> L3外さないと起動できない人が一人おりました。(TNT)
> あとはどちらでもOKが一人。(確かTNT?)マザーに関してはいずれもランダムで
> 法則性が無いといった具合です。
> もうお手上げ状態の、自然消滅になりかけてますが^^;
> まぁ、もしお暇でしたら言いたい放題してみて下さい。

いろいろあるってのが、おかしい(変)ですね。

まず、大前提として、 L2(3)キャッシュは、あってもなくても動くように設計されている。ってのがあります。実際、それで、ベンチマークもありますから。

で、問題は、どっちでも動くはずが、動かない場合があるって事ですね。

しかも、動かない条件が、一定しない。と言うことです。


キャッシュコントローラーは、つきっぱなし。TagRAMはもしかしたら、アドレスバスに直結、DataRAMはDataバスに直結かも知れませんね。
だとすると、バスの「暴れ」というか、リンギング、反射波などの発生状況が、バスの途中に直結した部品によって、ある時は、うまく抑える方向に働き、ある機種では、より暴れる方向に働くとか、そのためには、繋がってるボード上の各種ICが、生産次期により、ICのロットが違い、より高速の製造ルールで作られた、バージョンが違うICだったかも知れませんね。

なぜって、ICは安く作るため、より、シュリンクされることはご存じですね。このとき、sufixがAからBとか、変わるくらいで、製品名は変えません。
ICメーカーとしては、同じユーザに使い続けて欲しいわけですから。 ところが、論理的には同じでも、静特性的には同じでも、コンパチだと思っていても、じつは、だんだん変わってるんですね。小さくなると、勿論高速になりますね。高速になるって言うことは、よりリンギングが出やすくなるって事です。

逆に、リンギングの影響を受けやすい方にも進んじゃうんですね。 すると、604などの遅いCPUから、60Xバスでドライブされてきた信号を受けて、ちゃんと動くように作られていたマザーボードの各回路のICは、
G3によってドライブされる信号を受けるようになるとどうなるでしょうか。
当然、リンギングをより多く出しながら働く信号線の相手をしなくちゃならなくなるわけです。
すると、これまでにない、リンギングの多さで、誤動作すれすれになってる場合もあるわけでしょう。
それを受けて誤動作する方のICの方も、先ほどのICのバラツキや、バージョンアップによる高速化などで、ノイズを受ける方の感度がばらつくわけです。

よって、装置による差、機差ってのは当然あると言うことです。

次に、なぜ、追加するときとつけない時との、良くなるのが両方あるか?


同じ装置で言ってるわけではない(例えば、あるTNTでは付きで動き、あるTNTでは無いと動くとか)ので、どうとでも言えますが。 機種によるマザーボドの、アートワーク(配線パターン)のはい回し方の違いにより、リンギングが出やすいかもしれない。

それら機種を作るときに入手したICの、バージョンの違いによる、上記リンギング出し安さと、受け安さのバラツキ。
L3キャッシュ自身のロットによる、入力容量/Pinのバラツキ、変化、これによる、バスへの影響の多さ???

昔の遅いバスでの設計で、あまりちゃんとしたバス終端(ターミネーション)を考慮した設計になってない気がする。すると、当然、悪くなりますね。ま、これはおいといて。

以前、似たようなことがありました。ある、CPUとDRAMを内蔵してる機器組み込みのボードで、ロット流してたんですが、ある日、ロットでうごかんという。で調べたら、DRAMが時々誤動作する。いろいろ苦心して、しらべたら、結局解ったのは、DRAMがバージョンアップしていて、他は同じと言うことでした。オシロで見ると、リンギングは似たようなもんです。DRAMを冷やすと起きやすい。で、推理して、冷やすと速くなる、速くなると、リンギングが出やすくなり、リンギングをより高感度に受けちゃう。すると、DRAMがバージョンアップして、シュリンクされ高速化しちゃったんだ、と。じゃー、どうすりゃ、直る方向か?つーと、まず、リンギングを抑えてみよう。そうするには、一般的な、ターミネーション!一応、適当な、プルアップぐらいはしてたんだけど、これまで動いてたから、あまり、ちゃんとした、終端回路にはしてない。じゃ、やってみようってな感じで、やってみると、たしかに、誤動作しなくなる。でもバスドライバー無しでCPU直結に100Ωなんて終端抵抗を関係ありそうな、信号に2個づつつけていくのは大変だなー。と思い、いろいろ考えたのが、交流終端。抵抗とこんでんさーを直列にGNDへ。でも入れる場所がない。Flatパックばっかりで、しかも、スルーホールも0.3φとかの小さいもんばっかりだし。

でいろいろ考えて、結局落ち着いたのが、直列ターミネーション、ふらっとパックのドライバーの足をちょい持ち上げて、そこに表面実装タイプの抵抗30Ωを直列に、入れたのでした。これでOK、とりあえずのロット分は人海戦術でこなし、ArtWork修正に!・・・なんとかなったのでした。

けっきょく、設計時テストしたときのICなどでおきなくっても、ロットが進むとどんな罠が待ち受けてるか解りませんよ、と言う話でした。  ちなみに、このボードは、私の設計ではありません。
第メーカーの優秀な設計陣は、こんなポカはやんないでしょうが、中小企業のしろーと細工ですので、ご笑納下さい。(何を納めるんじゃ?)(こんなとき、どういえばいいの?)(どこでも、つっこみ可)

 

もう一題。


> あっ、そだ!
> 7200のg3 upgradeですが、PCI slotにG3 cardって可能なんでしょうかね?
> あと、601や603って引き抜こうと思えば抜けるんでしょうか???
> toshi<ProcessorMania>

7200って、603などのCPUが半田付けされてた機種ですよね。

601や603はBGAっていうパッケージで、 コネクターにささってた、むかしの68040などとは違い、
素人でははずせないんじゃないでしょうか。 はずれれば、ここに、つなげられますが、はんだ付けが大変だ。

CPUをはずして、そこにはつけないで、PCIバスに新しいCPUボードをつけるってのは、無理のような気がします。

まず、7200など、たぶんCPU換装を考慮しなくて言い前提で作った物の設計思想は、換装を前提とした設計と根本的に違うところは、PCIバスなどにCPUを持ってきて動かさなくていいという前提だからです。
勿論、動くように設計できますが、やってるかどうかというところです。


やっていれば、PCIバスに別のCPUをさして、元のCPUに対して、バス要求し、ずっとPCI側の新CPUが全体を制御すればいいわけです。 問題は、そうでないときです。そうでないときは、PCIバスから、全ての回路を制御することが出来ません。(元々そういう風に作ったから)

で、こういうときこれまでやられていたのが、PDSスロットですね。 PDSは名の通り、ProcessorDirectSlotですから、CPUのPinの信号線をほとんどそのままPDSに繋いでありますので、 ここに、新CPUをつけるってのが考えられてきて、6100などのように、実施されてきたわけですね。

7200って、PDSが無いんじゃなかったっけ。

CPUはずして、BGAに無理矢理つける手法では、勿論出来ます。 これの、だれが実務をやるでしょうか、たぶん、販売店でも、UpGradeセンターでもやらないと思います、多分、BGAはずしと再半田付けの成功率が、商売するくらいには高くならないでしょうから。1〜数台では商売になりません。失敗する可能性が結構あると、 業者は敬遠するでしょう。


てな感じだと思います。

ちがってたりしたら、教えて下さい。



終わり。


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