変わった
マッカー
渡邊鼎の!言いたい放談!
 

MCP750 PROCESSOR MODULE
FOR COMPACTPCI

3/22のお宝鑑定団に、●Motorola社のWEBを見ていたら、MCP750 PROCESSOR MODULE FOR COMPACTPCIなるマザーボードが存在するのを見つけました。仕様を良く見てみるとなんかGossamerよりも小さいくせに、スペック値が高そです。でこれって何用なの?
 という、疑問符がありましたので、以下のEMailで団長に、とりあえず報告しときました。

前略
団長様
Linkに入れてもらってから、ご無沙汰しております。
 ちょっと浮気して、Macお仲間探偵団の13番団員でもあります。

さて、本日は、3/22のMotorolaのボードについて、参考になるかわかりません
が、少し、報告します。

世の中には、機器組み込み市場という物があります。何か装置を動かしたり
、装置からデータを取得し、処理したり、上位コンピューターに渡したりな
どなど。こういう装置は、大量に生産されいるわけではありませんので、機
器組み込み用に特化したCPUボードとかの、業界標準ボードがあり、一般的
に使われています。特に数百万以上の装置ですね。例えば工場で使用される
装置とか、研究所用の特注計測装置とか・・・
こういう装置用の標準ボードとして、古くは、S100バス、IntelのMultiBUS、
VersaBUS、VMEバス、PC98のバス、IEEE961BUS、ISAバス、PCIバスと変遷
してきました。現在の主流は、ちょっと古いVMEと、PCIバスです。
このPCIに改良を加えたのが、COMPACT-PCIバスです。
機器組み込みのためにはボード寸法がある程度小さくまとまっている方が良
いので、VMEなどは はやってたのですが、この市場にインテルがPCI
を、もっとはやらそうと、VMEのような小型、で定型寸法にしたコンパクト
PCIを提案したのだと思います。
モトローラは、Versaバスを68000の時代に出し、寸法が大きかったので、ヨー
ロッパのユーザー連盟?が提案した小型化VersaModuleEuropaが広がっていっ
た経緯があります。その当時から機器組み込み市場は68000がはやってました
から、VMEでもモトローラが結構市場をとっていました。
PCが高速に、安価になってきたころから、この機器組み込み市場にもインテ
ルチップを使いVMEバスで出しても来ましたが、PCのボードそのままで機器
に組み込むという方式をやり始めるメーカーも出ていました。
でも、CPUボードや各種IFボードが、定型寸法にできてて、19インチのラック
に、そろえて組み込むと言う使い方が多いので、PC用のPCIでなく、ラック
にあわせた寸法にしたのです。
VMEバスなどは、CPUによらない方式なのでCPUは、いろんな物が使われて
います。PowerPCとか、RISCとか、Pentiumとか、68060とか・・・
組み込み機器のソフトは、リアルタイムマルチタスクOS上にユーザー独自の
アプリを作ることがほとんどです。
そのため、RealTimeOSとしては、
http://www.mot.com/GSS/MCG/products/boards/pci/MCP750/CP750.html
の下の方にもありますように、
Integrated Systems, Inc.:
pSOSystem
Lynx Real-Time Systems, Inc.:
LynxOS
Microware Systems Corporation:
OS-9/OS-9000
Microtec:
VRTX32
Wind River Systems, Inc.:
VxWorks(R)
などがはやっています。
インテルも、リアルタイムマルチタスクOSを昔から、作って売ってます。
Ethernet通信なども、最近は必要であり、OSのデバイスドライバーとして内蔵
しており、TCP/IPなどで、上位コンピューターと通信できるようになってい
ます。

昔は、集積密度が高くないLSIだったので、CPUボード、ROMボード、DRAM
ボード、Ethernet-IFボード、AD/DAボード、I/Oボードなどに分かれていて、い
っぱいマザーボードに挿した物ですが、今では、CPUボードにAD/DA,I/O以外
は全て載っているような状態に集積されています。このようなCPUボードが
数十万円以上している世界です。

68000全盛だったころ、108万円だった68000VersaBUS-CPUボードを私が設計
して内製し、2〜30万円にしたことがあります。それを、さらにバス構造から
、ボード寸法まで、我が社独自のカスタムにして、数万にまでなったのです
が、懐かしい思い出です。

閑話休題

結局、機器組み込みと言う環境では、高価であっても、ハードデューティで
あり、信頼性をデスクトップ機器より高く要求され、しかも、リアルタイム
性が必要になる。
また、ROMにソフトを焼き込んであるのが多い。
メンテフリーが喜ばれる。
というところが、パソコンと違うとこでしょうか。

以上、参考になれば幸いです。

ではまた。

渡邊鼎
kwat@geocities.co.jp
http://www.geocities.co.jp/Technopolis/2627/

でした。   

 

 

ちょっと、追加、修正すると、上記「こういう装置用の標準ボードとして、古くは、S100バス、」のあたりは、ちょっと違いますね。この時代では、多分、各メーカー独自のボードだったのではないでしょうか。

 


 


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