Macの奴隷臍茶な話
渡邊鼎の!言いたい放談!
 

21:半田ファイバ


非常に昔の話を一つ、思い出したので。

ある日、動かんという新品のプリント板ass'yが舞い込んできました。目視検査しても何ともなく、新品です。

動かしてみると、ある信号がどうみても変で、どっかとぶつかってるような動きをします。その信号周りを見ても、いくら見てもどこもショートしてる風には見えません。でもオシロで見ると明らかに変です。

思いあまって、念のためと、その信号のパターン周りを、ずっと、カッターナイフの先でなぞっていきました。すると直っちゃったジャーあーりませんか。で、なおもしつこくルーペで見ていくと、ものすんごく細い半田のファイバーがパターン間を横切っていたんです、これをカッターで切ったんですね。

知ってる人には、当たり前でしょうが、私には新鮮な出来事でした。

別のボードである日、似たようなことがあり、今度は注意深く観察すると、やはりというか、ありました、半田ファイバー?のブリッジが。

これをはんだごてで溶かそうと思って、15Wのペン型はんだごてを近づけていったとき、なんと、半田鏝がまださわっていないのに、ひゅっと溶けてなくなっちゃった。5mmぐらいですかね。

なんと赤外線で溶けるのかーー、と感心しました。今では赤外線やレーザーダイオードで半田付けしている世の中ですので、当たり前といわれれば、そうかも知れませんが、若い私は非常に感心したのでした。

もうひとつ、アナログ回路のプリント板で似たようなことがあったとき、同様にパターン周りをズリーっと削ろうとして、適当に鉛筆でなぞっちゃったら、やたら変になっちゃったんです。結局わかったのは、鉛筆は鉛なんだ、鉛を塗ったくれば、抵抗になるのは当たり前じゃないですか。なんと馬鹿ないにしえの私は、これを見つけるのに結構な時間を費やしたのでした。とほほ。

思い出しても、くやしいので、思いついた別の話を。

テレビで、手品をよくやってますが、その中で簡単にわかるやつがありました。それに使う種は、直径5μmのカーボン?ファイバーです。カーボンだったか忘れましたが。

これをあらかじめ、おでこの髪の毛の先とか指先にとか接着しておきます。これで机の上のスプーンとかを念力で動かすとか言って、近くに持っていき、引っかけるんですね。

直径5μmのファイバーは肉眼では見えません。しかも強い。なぜわかったかというと、そういう種本で見たことと、TVで放映していましたが、照明光の照射具合とカメラの位置、ファイバーの位置によって、なんと、ファイバーが光を反射しているのがTVに写ったんです。なーんだーてなもんです。

なぜ、こんな細いファイバーが450本とか370本とかのカメラやNTSC信号で写るのか。写らないと思うでしょう。これが写るんですねーーー。周りとのコントラストがあると充分写るんです。結局1画素の所に、ある面積の被写体からの光が照射され、その平均値として、出力されます。そこにファイバーの反射光が少し入ったら、ファイバーが無いときより、少し平均値が変わります。隣の画祖などはファイバーが無いのでその違いが明るさの違いとして見えます。しかも線上に写りますからわかるんです。この原理は軍事衛星などから地上を撮影して道路など線上の物がよく写っているが画素寸法からすると写らないと思われる物が写ってるということと同じです。もちろん周りが非常に平坦だとか何もないような所での話ですが。

 


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