Macの奴隷臍茶な話
渡邊鼎の!言いたい放談!
 

122:SONYのApertos/Aperios??



こんにちは、村上@XX大学ともうします。

いいたい放談でSONYのリアルタイムOSについて書かれていたので、いてもたっても
いられないぜ、もう。て感じです。
これって、先週のBigNewsだと思うのですよ。日経その他では、ロイターかどこかのソー
スをそのまま伝えているだけで、本質的な部分を書いているメディアは一つもありませ
ん。しかもOS名が間違っているのでなおさらです。
#たぶん日経エレやなにかがそのうち気づくと思います。

えーと、たぶん"Aperios"というのは間違いで、"Apertos"なのですね。


えっ!とびっくりしてください。ただの組み込みOSではなくて、ソニーのCSL(コンピュ
ータサイエンスラボ)の作ったOSなのですよ。

このOS、Apertosは、横手さんという方が(たぶん慶応の理工のころから)デザインして
いたOSで、昔はMuseと呼ばれていたようです。

特徴的なコンセプトは、

・すべては並行オブジェクトとして動作する。ピュアなオブジェクト指向OSである。
・オブジェクトはネットワーク上を移動でき、未知の環境でも動作できる、開放系のネッ
トワーク分散OSである。
・オブジェクトは引力、斥力、質量、距離、摩擦などの概念で、ネットワーク上の計算資源を
自動配分する。

なんてことになっています。
もち、ピュアなOO-OSですから、デバドラもオブジェクトとして書きますし、引力・斥力
の概念をつかえば、オブジェクトをとばして、一番ネットワーク的に近くて、計算資源を
もつ場所に自動的に移動するなんてこともできるわけです。

さらに、ピュアなオブジェクト指向だけあって、ダイナミックなオブジェクトの再構成
もできますし、OSレベルでGCしてくれるようですね。
詳しくはここを参照:
http://www.csl.sony.co.jp/project/Apertos/index.html
http://www.mt.cs.keio.ac.jp/groups.japanese/oops/apertos.html


いや、こんなOSをほんとにTCIが採用すんの?と思われても不思議じゃないですね。
わたしも誤植ではなくて、紛らわしい名前のOSがあるのかと疑っちゃいました。
ただここをみると:
http://www.sony.co.jp/soj/CorporateInfo/AnnualReport95-J/P-05/index.html
Apertosが研究段階から実用段階にはいって、VOD用のリアルタイムOSにしていくと
書いてありますから、TCIのは間違いなくこれでしょうね。

で、こんなコンセプトのOSですから、WinCEとは間違いなく共存しないでしょうね。
VOD用のミドルウェアでもって、アプリケーションレベルの互換性を確保して、その後で
Apertosに移行していくというシナリオなのではないでしょうか。

すでに、95年当時の段階で、R3000と486のPCATの上で、Apertosはバリバリ
動いていましたし、IPv6もさくっと実装されてました。もちWinCEなんかと違って、ちゃ
んとした仮想記憶も入ってました。

何千台ものセットトップボックスが100Mbps程度の速度で接続された環境で、こんな
OSがオブジェクトをとばしまくるのは壮観でしょうね。

#ソニーがプレステ2にApertosをのっけてくれますように。


てな感じのEMailをいただきました。早速調べると、Sonyのサイトでサーチすると「Apertos」で、26件ヒットします。「Aperios」で、7件ヒットします。

たぶん、おっしゃるように、まず、Apertosが出来てて、後に、ロボットとか、IEEE1394とかのアプリに合うように移植したものがAperiosのような気がしますが・・・・・内容は、にてますね。

この件をEMailしたら、その関連の情報とか調べていただくそうで、楽しみです。

 

今後、このようなすばらしい、非MSソフトが、伸びてくれれば良いなと思います。

渡邊鼎じゃった。


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