023 '02,01 24年前に作ったDC MAIN AMP


患者:24年前に作ったDC MAIN AMPで、これまで、3回程大きな故障をしている。

症状:いつもの様に、プロテクターが働き、ドライバー段、電力増幅部とも電源が落ちる。このアンプは、ドライバー段だけでは無く、電力増幅部まで、シリーズレギュレーターで、安定化してあるので、プロテクターで出力のDC分と、電源の電流を監視し、異常があれば、全部落としてしまう。

修理: 大きな故障では、DCが故に一挙に4−5個のトランジスタとエミッタ抵抗が飛ぶという事故がある。今回もそれであれば、もう予備部品もないなと思いながら、チェックを始めると、どうも、パラプッシュで4個のTO3のトラのうち、ひとつだけで済んでいる様である。これを変えて、電源をいれるが、直ぐにプロテクタがとぶ、おかしいなあとひとつひとつトランジスタをチェックしていく。BE間に、テスタのダイオードチェックモードで電圧をかけ、CE間に別のテスタで抵抗をチェックする。それでも、他につぶれているトラは見つからない。ドライバー段だけ動作させるとプロテクターは動作しないが、差動増幅のペアトランジスタのバランスがずれているし、DCバランスも取れない。散々悩んで判ったのが、電力段の電源に入っているタンタルコンがショート。これを変えて完了。プロテクタが良すぎて普通なら爆発するタンタルコンがわからなかった。