014 '00,01 外排気式石油ファンヒータ


患者:9年目の冬で、室内温度Hを示したまま点火しない外排気式石油ファンヒーター

症状:

去年の終わりから様子がおかしかったファンヒーターが、今年の冬はとうとう室内温度Hを示したまま点火もしない。

修理:
まず、ばらさなければならないが、外排気なもんで、外へのパイプをはずすのが大変。なんとかして自分の部屋に持ち込み修理開始。まずセンサーから、コントロール基盤から”室内サーモ”をシルクがあるコネクタを引き抜きテスタで抵抗を測る。xxKオーム。どうやらサーミスタらしい。で、その先にあるセンサーにを手で握ると 抵抗値がさがる。確かにサーミスタで正常らしい。すると、コントロール基盤が問題となる。大型であるので、基盤は熱から遮断されており、そりもないし、電解コンも変なのはない、裏返しても半田も正常。で、サーミスタがつながっているパターンを追っていくと、HICに入っている大した部品ものっておらずなんでHICにする必要があるのという感じ。このあと、マイコンに入っているので、要は、サーミスタの非線型補正をして電圧出力をするHICらしい。で、このHICをみると、表面実装電解コンの根元がおかしいのが2箇所ある。テスター棒でさわるとグジュグジュ。電解コンのおもらしらしい。1uF50V。最初の写真がこれ(左奥が正常、右手前が異常、ピントが患部に合っていないのでわかりにくいが)。パシベーションのためにエポキシを塗ってあるので、この2つの電解コンを根元から切って、端子から熱を加え、除去。で、メタライズフィルムの1uF50Vをつけた。2つ目の写真がこれ。原因はなんだろ。基盤をもどしてテスト。温度計として、動作はするが、近くの厚膜抵抗が電解液でやられたか、温度が5度ほど高めにでる。しかたないので、サーミスタのコネクタにシリアルにパッチコード式に半固定抵抗をいれ補正。まあ、感度が変わるが、基本的にON/OFF動作をすれば良いし、キャリブレーションした20度近辺ではそんなに誤差もでまい。仕上げにアルコールで拭いて、エポキシ接着剤でパシベーション(~_~;)。 これで、あとどれだけ持つか?