002 '97,12 録音中、時折音が無くなるカセットデッキ


患者:確か8年前位に買った、ワン・ウエイの名機

症状:久しぶりにLP(30年前の)から、カセットに録音しようとすると、途中でUV計が振り切れたり、まったく振れなくなる。 45分の間に、2度程こうなるので、とりあえず駄目になった曲は採録音でなんとか一本仕上げる。

修理:居間のデッキだったので、書斎の物と交換して修理開始。
なにしろ、時々なので、トラブルシュートには、苦労する。まずは、電解コンのリークでアンプのバイアスでも狂うのではと、テスタで段間コンとおぼしき電解コンの電圧を観測、ステレオなので、L&Rで違いがあるもの、ふらふらする物を探すが、なかなかぴたっとくるものなし。録音アンプ系で、左右が相当違う物を発見。但し、録音ポーズ状態で、ヘッドホンでモニターしているが、症状でずで、これが決め手かどうか不安。
そうこう、してうるうちに、耳でボコーンと異常音。あれー、どうも強く基板を押すとなるらしい。コリャー、パターンクラックか、半田腐りだと、基板の裏をむき出しにする。
近眼の眼鏡をはずしマクロモードにした、40過ぎて見えなくなった目で基板をなめながら、手であちこち押しながら、場所の特定に入る。15分ほどで、見つかったのは、足下が @(2重円)になった、半田パッドが、4カ所。添付の写真で、右の方に、3個縦に並んでいて、赤で着色してあるのがそれ(少し解りづらいかも知れないが)
これに、新しい半田をあてがって、修理終了。
解説:名機だけあって、カセットと思えない大型電源で、ブリーダー電流も大きく、レギュレータ用の大型TRが3ー4個あり、これが、ヒートシンク(カセットデッキで!!)についている、この根本にTrからの発熱が伝わって熱いのと、ヒートシンクが、機械的歪みを生み応力がかかっていた半田箇所がやられていた。 (半田は、熱と、応力があれば、5年経つとくさってボロボロになります)