TIMELINE TIMELINE by Michael Crichton
概略:496ページ、’01、7月読了 量子力学を応用し時空転送装置を作ったハイテック企業ITC。フランスの中世の修道院の発掘を援助しながら何を企んでいるのか? この発掘を指揮する教授が事故で、中世のこの修道院に置き去りにされてしまう。
感想: 最新の量子力学を使った新理論でのタイムマシンと最近の中世史の成果も取り入れたストーリー展開は、さすが、クライントン。題材としては使い古されたタイムマシンを最新の量子力学のジャーゴンを使い理論付けをし、理系にとっては、懐かしいファインマン等も理論付けに引用され楽しい。また、多分、歴史学に詳しい人にも多分同じで、中世史の最新の成果が反映されているようだ。はたして、実験歴史学なる新しい学問分野も本当にあるのだろうか? 後ろにある参考文献表も中世史関連の方が多い。
若干しつこいのは、最初から映画のビジュアル・エフェクトを狙ったとしか思えない場面が連続することだ。多分、映画化の企画ももうすすんでいるのだろう。楽しい冒険映画にはなるだろう。