2004-2-20
もうすぐ春ですね・・・木のひげのパンにも変化が
梅の花も満開となり、春が近づいてきました。
昨年の秋からパンの生地がベタついて、扱いに苦労していたことをこの風信でもお知らせしていましたが、先週から「完全に回復」しました！
いろいろな工夫が実を結び、今はプリプリの生地、元気一杯のパンをまた焼けるようになりホッとしています。
生地の状態がよくないと作業も時間がかかり、いろいろと大変になって精神的にも疲れてしまいます。どうしてなのか？、どうしたらよくなるのか？、質問もよく頂きますが、もはやそれは「神のみぞ知る・・・」とでもいいましょうか。毎日の天気が予測できないように、どうしようもないことのように思われます。科学的な予想を立てたり、いろいろな原因探しをしても、それだけではないものに突き当たってしまう・・・と言ったらいいのでしょうか。
干し葡萄と水と小麦、たったこの３種類の自然の作物（要素）の、その「時」の出会いによって作られる「酵母」。あまりにもシンプルとはいえ、それぞれが２度とはないその時の条件の中での出会いの結果なので、これはもう、人の出会いと同じようなものなのかもしれません。うまく恋に落ちてくれればいい酵母になるし（これも我々にとっていいといえるだけのことですが）、だめだったら残念でした又今度ね、みたいなものなんじゃあないの、と、最近は開き直り気味に思ってみたり。
ともあれ春の訪れとともに、酵母さんたちもいい感じになってきたみたいで、まずはメデタシメデタシのお知らせでした。
りんごの商品は３月一杯で終わります。
アップルパイ、アップルバスケット、りんごのタルトは、悔いのないよう、今のうちにたくさん食べてくださいね。
４月からは、カルアシ・チミーのパイ。いよかんコルネももうすぐです。おたのしみに。
映画「ロードオブザリング・王の帰還」はご覧になりましたか？
私たちはもうすぐ行く予定。スタッフの中で既に観た人は話したくてうずうず。まだ観てない人から「ダメッ！」と言われてじっと我慢。そんなピリピリした（？）状態がいやでも期待感を高めている木のひげです。
昨年は木のひげも２０周年を迎えました。その時期に「指輪物語」の映画が上映されるとは、あの頃には予想もできなかったことです。この２０年間にいろいろなことがありましたが、これは本当にビックリしたことのひとつです。ファンタジーの好みはごくごく個人的なものだと思うので、多くの人が共感している状態に今でもとまどいを感じていますが、話題を共有できることは嬉しくもあります。これまで幾度となく「木のひげ」の名前の由来を聞かれてきましたから。ただ、捨て去るべきものとして描かれている「指輪」のおもちゃ版を、映画館で売っているのには「？？？」。
ロードオブザリング公式サイト（日本）：http://www.lotr.jp/
さて、それはともかく、昨年は忙しくて２０周年の記念になることを何もできませんでした。今年はぜひ何か・・・と考えていますのでお楽しみに・・・。
