2001-05-12


ホッと一息・・・・の季節

 木のひげでは、新しく入ったスタッフも仕事に慣れてきて、気候も安定してきたこの季節、一年のうちでは一番ほっとできる時期を迎えました。
それでも今年は、ゴ−ルデン・ウィ−クを例年よりも短くしたので、あっという間に終わり、再びパンやクッキ−をせっせと作っては出荷する日々が過ぎています。毎年、毎月、毎日、同じ仕事の繰り返しのようではありますが、こういう日常を大切に!・・・というのが木のひげのモット−です。(今決まりました)
 単純な繰り返しの中にも結構スリルがあるのです。最後の出荷を準備するときに、1個でも商品が足りなかったり残っていたりすると、担当していた人間は青ざめてドキドキしてしまいます。たかが1個のパンやクッキ−のことですが、仕事に対するプロ意識は、昨今の医療関係者よりも高いのでは・・・?仕事の日常性に負けないようにするって、案外難しいことでからね。



よくあるコ−ナ−

酵母を本に書いてある量の4分の1で(50g)仕込んで、パンを作ろうとしたが、うまくいかない・・・

パン作りは科学の実験とは違います。計算上では数値を合わせても、最低1kgは仕込まないと、いい酵母は取れません。料理も作る量によって味が変わりますよね。自家製天然酵母のパン作りは、自然の素材と向い合う作業です。イ−ストを使うパンだって、作る量やその日の気温によって多少の変化はあるし、作り手の熟練度によっておいしさも変わるのですから、いきなり天然酵母で、しかも量を変えて作ってみてうまくいかなかったと嘆くのは、気が短すぎるというものです。もし国産小麦を使われたのでしたら、パン捏ね機ではグルテンが出過ぎて、これも無茶な話です。長い試行錯誤の中から、皆さん自分なりのパンを作り出しているのですから、1度や2度の失敗にめげないでがんばってみて下さい。



イベントのおしらせ

*6月3日みんなちがってみんないいに出店します

昨年は前日の嵐に負けてしまいましたが、今年こそは・・・と張り切っています。
パンとクッキーの販売はもちろん、その場で食べられるものも準備します。お楽しみに!
場所・・・八王子市庁舎北河川敷広場(JR西八王子駅下車徒歩20分)・駐車場あり

このお祭りは、年に1回開かれている手作りのお祭りです。
「・・・人と人との出会い、そして話し合いからお互いの理解・尊重が生まれてくると思います。外国人、留学生、ハンディのある人、生き方がちがう人、いろいろな人たちが参加します。いい出会いがありますように。」チラシより。

木のひげのスタッフに会いたい方、パンについて聞きたい方などもこの機会にぜひおいでください。
お祭りについて、もっと詳しい内容を知りたい方はご連絡頂ければチラシを差し上げます。



パン屋日記

*4月某日・・・今ごろになって風邪がはやり始めた。Y氏、Mさん、続いて倒れ、スタッフのSさんは全く声が出ない状態に。それでも仕事は何とか休まないで出来てよかった。

*4月某日・・・先日某取引先の発注のコンピュ−タトラブルで、注文が来なかったり電話での問い合わせに追われたりしてあわてたが、そのあおりで連休前の今日は、パンの注文が山のようにきた。おまけにスタッフの休みもあって、仕事が終わったときはヨレヨレ。でも明日からは休みだ!バンザイ!
*5月某日・・・電話で「今日パンを買いに行きたいのですが・・・」と言われ、「今日は余りパンはないです。」と答えたはずなのに、訪ねてきた方があった。あまりパン・・・あまり、パンはないのですが、と理解されていたことが判明。開店以来使ってきた言葉の落とし穴に気付かされた日でした。以後業界用語には気を付けます。

*おまけ・・・新しいスタッフの紹介
M・Hさん・・・以前うちの取引先の自然食品店で働いていた。「おやつ」に情熱を傾けているので、和菓子にも関心があり、いつかおいしい「おやつやさん」を開くのが夢。毎年夏には双子の妹を訪ねて沖縄へ。
A・Tさん・・・立川から自転車通勤!パ−マカルチャ−を勉強中で、それについては私たちもいろいろ教えて貰えそう。ベリ−ダンスを始めたり、指輪物語を読み始めたり、充実の日々を送っている。彼女も実は双子で、今回木のひげの新人は2人とも双子のかたわれという、珍しくもおめでたい話です。

おしらせ
スコ−ンは5月26日(土)より始めます
予定より少し遅れて申し訳ありません。昨年と同じく、三角形2個入りで290円です。
今年もよろしくお願いいたします。





風信 木のひげ
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