2001-04-12


桜も散り、日々新緑が色濃くなり始める季節ですね。

3月から4月にかけて、木のひげではスタッフの入れ替わりがあり、商品の入れ替わりと重なって、あわただしく日々が過ぎています。
皆さん、カルアシ・チミ−のパイは、もう召し上がって頂けましたか?
今期は出だしも順調に、毎日せっせと焼いています。袋をビニタイでとめるのをやめて、小さいシ−ルを、通常のシ−ルの上に貼っているのが、ちょっと気分が変わっていい感じです。チミ−はシ−ルの色が地味なせいか、比較的目立たない商品ですが、こういうお菓子は他では見かけないと思われませんか?実に、今の形に落ち着くまでに、3、4年試行錯誤をくりかえした入魂の逸品なのです。かわいがってやってください。
名前の由来は、前にも紹介しましたが、「ピ−タ−ラビットシリ−ズ」に出てくるりす君から拝借しています。
そちらもぜひ読んでみてください。



「よくあるQ&A

小麦は無農薬ですか? この4月から、有機認定法に基づく表示の改訂が行われていますが・・・

木のひげで使用している小麦は無農薬ではありません。少なくとも、全ての材料を有機認定を受けたものでそろえることは、今のところ不可能です。(小麦の栽培状況については、風信のバックナンバ−をご覧ください。)
有機認定法については、指定業者ではないのであまり関係はないのですが、ちょっとおかしいのでは・・・?と思うこともあります。
小麦に関して言えば、輸入や、一部国産で有機認定されたものもありますが、品質はとてもパンに向いたものではなかったり、価格も倍以上します。
先日、八王子近隣の友人の農家や加工品生産者の仲間と飲んだときにも、その話が出ました。加工品業者にとっては、原材料を変えると今の味が出せなくなるし、農家にとっては、設備その他を大きく変えたりしなければなりません。(形が重要視されている?)
何もそのような認定がなくても、彼らの作っている野菜が本当においしい無農薬のものであることを知っているだけに、表示に頼る必然性を感じられないというのが、正直な感想です。ただでさえ大変な日本の農業を支えている農家の人たちが、これ以上きつくなってしまったら、有機認定法はかえってマイナスの結果をもたらしてしまうのではないか、という不安さえ覚えます。
木のひげとしては、国産小麦の普及を、農家の方たちと共に進めてきたという自負もありますので、認定の基準等について、知れば知るほど疑問を感じます。

全粒粉は、ぜんりゅうふんと呼ぶのですか?それともぜんりゅうこですか?

うちでは「ぜんりゅうふん」と読んでいますが、正しくはどうなんでしょうね。
粒の状態で仕入れたものを、電動石臼で挽いて、胚芽の部分も全て入っています。市販の全粒粉は、ふすまの部分はふるっているようで、うちのと比較すると白いですね。「完全粉」と呼ばれているものもありますが、これもふすまはふるっているもののようです。

(このコ−ナ−への御質問は、メ−ルアドレスの方へどうぞ。)



パン屋日記

*3月某日・・・風信をやっと作ったと思ったら、なんと手違いで去年の3月号が表示されていた。気付くのが遅く、約1週間も。みなさん、ごめんなさい。

*3月某日・・・3月で辞める2人のスタッフの送別会で、八王子のタイ料理屋さんへ行く。はりきって皆で食べはじめたのはいいが、そのうちに、ひとり、ふたりと、涙ポロポロ・・・。別れるのがつらくてって?いえいえ、手当たり次第に頼んだ料理が辛いのなんのって!

*4月某日・・・新人を交えての仕事が始まる。いろいろ改めて仕事の内容を確認し合ったり、大変だけれど新しい気分で出発。

*4月某日・・・お茶の水のフリ−マ−ケットが今月で最後というので、遊びに行く。以前はここで毎月店を出したりもしたので、懐かしい。いろいろな人に会えるので楽しかった。フェアトレ−ドの店あり、手作り洋服の店あり、民族楽器の店あり・・・。相変わらずのちょっと変わった服装のお兄さんお姉さん、オバサンオジサンが続々と集まってくる。
遠方からの友人と話し込んでいて、岡野さんのライブを聴きそこなってしまったのはちょっと残念。
今度は八王子での「みんなちがってみんないい」のお祭りが待っている。みなさんとお会いできるのを楽しみにしています。(6月3日です。)



ゴ−ルデン・ウィ−クのおしらせ

4月27日より5月2日まで、お休みさせていただきます。
どうぞよろしくお願いいたします。




風信 木のひげ
Back number