2000-10-14


 アップルパイ・アップルバスケット・りんごのタルトが始まります

秋らしいさわやかな毎日がやってきました。いよいよ皆様お待ちかねの、アップルパイアップルバスケット・りんごのタルトが、10月26日からお店に並びます。

今期はギリギリになって、アップルパイの形を少し変えることに決定しました。(実は今日試作をしてうまくいったので変えることにしたのです。おかげでこの風信がすっかり遅れてしまい、申し訳ありません。)
遅れついでに写真を掲載することにしましたので、どうぞご覧下さい。
砂糖その他の糖類は一切使用せず、りんご本来の甘さを生かし、全粒粉のパイ生地とりんごの香りが溶け合った、秋から冬のお菓子の決定版です。本当においしいですから、ぜひ食べて下さい。

パイの始まりに伴い、ご愛顧頂いた「はちみつスコ−ン」は今期は10月19日で終了となります。ありがとうございました。


Apple Pie

Apple Basket


パン屋日記

*9月某日・・・やっと涼しくなったと思ったら、変わり易い天気に振り回されている日々。今朝は早朝からの激しい雷に驚かされる。昔一度雷が落ちたことがあって、それ以来ヒヤヒヤしてしまう。ものすごい音と振動も嫌だが、停電してしまうと仕事はお手上げ。電気に頼っている生活を思い知らされる。スタッフのNさん、バス停が浸水していたと、足元がぐっしょり濡れて登場。数日前の名古屋のようになったらどうしよう。

*9月某日・・・天気も収まり、仕事はやや暇。夏の疲れを癒し、来るべき暮れの嵐を迎えるためには、今の時期はこれくらいでちょうどいい。いろいろとたまった雑用を片付ける。既に取り引き先からは「アップルパイはいつからですか?」「クリスマス商品は去年と同じですか?」等々問い合わせが。

*9月某日・・・新宿中央公園のホ−ムレスのおじさん達のところへ、冬用衣類や蒲団等を届に行く。前にこの風信でも紹介した津田政明さんと、公園の入り口で待ち合わせ。初対面なので心配だったけれど、写真どうりの、スケ−ルの大きい人。まずは荷物を運んで、おじさんたちに紹介されてから、見学。公園に青いシ−トをかけた小屋を造って住んでいる人も多い。が、そういう人はまだいい方で、全く着のみ着のままの人も最近は増えているという。真冬になったらどうなるのか。ここのところで3人の人が亡くなったらしい・・・それでも亀を飼ったり、猫の世話を近所の奥さん達に頼まれてやっていたり、ホ−ムレスの人たちにとっての「ホ−ム」がここに在る、という実感を持った。公園の木漏れ日の中でカラスやハトも餌を追いかけていた。
津田さんは毎週3回、ここで炊き出しのサポ−トをしている。ス−プ等を作るのは、ここに住み着いているおじさん達自身で、簡易ハウスを持たない人も誰でも並べば1杯は食べられる。朝の新宿駅までの掃除をやった人はおかわりが出来る。こういうことを組織の枠の中ではなく、1人で始めてやり続けている津田さんに我々は興味があって、誘われるままにお宅までお邪魔した。ルワンダのお面達に囲まれた事務所で、アメリカ西海岸、ニュ−ヨ−ク、パリ、アフリカ各地でのダイナミックな生活や放浪の旅の話は尽きない。初めてパンを送ったときに、「ポワラ−ヌのパンを思い出す!」とメ−ルをもらってから、一体どういう人なのかな?と不思議に思っていたが、やはり「日本」の枠には納まりきれていない人だった。久しぶりに刺激をもらって、新鮮な1日だった。

*10月某日・・・いよいよアップルパイの準備の時期になって、大きいパイの形をリニュアルすることを思い立つ。
いつもギリギリになってアイディアが浮かぶという悪い癖は直らない。そういう訳で、「原材料シリ−ズ」は準備不足でお休み。来週からは冬仕様の気合でがんばらねば・・・!



風信 木のひげ
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