− 夢にかける橋 Part 1 −
The Bridge for Your Tomorrow Part 1
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パソコン通信ホストとインターネットの間に橋をかける


1.はじめに

 パソコン通信ホストとインターネットの間に橋をかけるという結構器用なことをやってみましたので、そのことについてちょっと書いてみます。
 なお、ある程度パソコン通信とインターネットとLANが判っていると言う前提で書かせてもらいます。


2.普通のインターネット接続

 とかくインターネットという言葉が溢れかえった昨今、いわゆるパソコン通信派の私もインターネットを使う機会が多くなってきました。という訳で私もここのプロバイダと契約して、自宅でインターネット接続するようになりました。
 自宅でインターネットと言ってもモデムやTAによるダイヤルアップでなく、LANが一応張ってあるのでISDNダイヤルアップルータを使います。実はパソコン通信ホストマシン(以下ホスト)接続用のTAを、元々そういう使い方もする事を前提に選んでいたため、TA兼ルータのMN128-SOHOのルータ部を使ってインターネット接続する事にします。
 ルータでインターネット接続する設定等は、まぁいろんな雑誌に山ほど出ているので割愛させてもらいますが、同時にNTTにINSテレホーダイの申し込みもしておきました。
 で、定額制プロバイダ+テレホーダイの環境を手にいれたのだから、出来るだけ有効利用しよう! と考えるのは世の常でしょう。


3.普通じゃないインターネット接続

 ダイヤルアップの有効利用として、WWWや、FTPの時限サーバを立てている人は結構居るらしいのですが、パソコン通信派の私はTELNETでホストと接続できないか、と考えました。
 で、ネットの人に色々聞いてまわった結果、サーバをたて、そのシリアルをTELNETにリダイレクトし、リバースケーブルでホストと繋げば、接続時のIPアドレスさえ解ればなんとかなるらしいことまでは解りましたが、それはそのまま問題になることを意味しました。


4.問題

 その1.リダイレクト  その2.IPアドレス  この2点が解決され、友人にTELNETしてもらって、接続してもらいました。試験結果としてはちょっと重いものの、テキストのON書き等では特に問題ない、ただバイナリーデータのUP/DOWNはちょっと無理らしい、との事でした。ただ、試した貰った相手がMODEM接続なのと、私のふだん使ってる環境の上にサーバを載せてるので、多少(かなり?)重くなってるはずなのですが、ローカルで実験する限りはなんとかなるレベルですので、サーバ機如何によっては実用になるかもしれません。(保証は出来ませんが)
 なお、現在はまだサーバ機が出来上っていない仮の状態で運用しているので、接続方法(というかICQの番号)は公開しませんが、興味を持った方は私に聞いてください。現在のICQの番号をお知らせします(ホスト用に別の番号を取る予定)。

98/07/14追補
 結局インターネット環境ごとサーバ機に移してしまったので、別の番号は必要なくなりました。私のICQの番号は10100847ですので、そのプロフィールを参照してください。


5.補足

 ダイヤラーによるダイヤルアップなら問題無いでしょうが、ダイヤルアップIPルータはIPマスカレード等を使ってLAN上の複数のPCから1つのIPアドレスで接続できるように出来てます。が、これはLAN側から通信要求をかけた場合には問題無いんですが、逆にWAN側からの場合はIPとしては1台分しかないので、どのPCを指定したか判らりません。ということで、WAN側からの通信要求に対してはサーバ機へ固定的に接続させる必要があるので、その設定を忘れないようにしないとうまく行かないで様です。


6.おわりに

 以上簡単ではありますが、パソコン通信ホストを時限接続とはいえインターネットに接続する事により、プロバイダがVAN代りになるので、遠距離ユーザには接続コスト減やテレホーダイ対象となるので喜ばれるかもしれません。もっとも、素直にホームページにBBSシステムを導入すればそれで済む、と言われたらそれまでですが(笑)。


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