2001/6/22 277
人の蚤
(テーマ: 騒音)
騒音と雑音、この区別というのは紙一重の差である。そんなことを身をもって感じでしまった今日このごろである。

パソコンというのはいろいろな雑音を発しているものである。冷却ファンやCD-ROMドライブ、ハードディスクなど、いろんなものが音を立てている。そんな雑音が、ある日突然気になってしょうがなくなってしまったのである。ハードディスクが回転するキーンという音が頭を締め付ける。前からこの音は出ていたはずなのに。この瞬間、パソコンの「雑音」は「騒音」となってしまったのである。

うちの周辺では猫がにぎやかである。特にこの時期はにぎやかだ。毎日昼夜問わず得体の知れない声が外から聞こえてくる。これも猫好きの人にはたまらないかもしれないが、わたしにとっては単なる騒音である。同じく昼夜問わずバイクが爆音を発して走っているが、これは運転してる人以外にとっては騒音だ。暴走族は死刑にしてもいいと思ってしまう一瞬である。まあそんなわけで騒音を騒音と思う基準は人それぞれだ。騒音公害の基準などを作った人は大変だったことだろう。まあ、よけいな音は出さないことが大事だ。

ようするに、それを聞く人が気になって「うるさいなあ」と思う音、それが騒音なのである。騒音の騒の字は馬に蚤と書くが、やっぱり馬も蚤は気になるのだろう。かゆくてしょうがないのとうるさくてしょうがないのは、実は同じようなものなのである。チャットでも、嫌いな人の発言はどうでもいい内容でも気になってしまう。これも似たようなものだろう。

騒音にしても雑音にしても、一度気になり始めたらなかなか寝られなかったりしてしまう。しかも疲れていたり調子の悪いときの方が、かえって寝られないものである。以前夜行列車に乗ったときはぐっすり寝られたのに、こないだ夜行に乗ったときは全然寝られなかった、ということがあった。しょうがないので耳栓をしたら、今度は耳栓が気になって寝られなかった。まったく本当に紙一重なことである。


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