インターネットを利用していますと、様々な問題や困りごとが出てきます。
それらの問題の一つに 不必要な情報開示、漏洩 があります。
サイト管理が甘く、大きい問題なら顧客情報が漏洩をするなどは言うに及ばず、小さいながら
掲示板などでのIPアドレスやブラウザ情報の公開などがあります。

掲示板などで、書き込みをした人のIPアドレスを表示させているのには、その管理者なりの事情が
あるものと思いますが、利用者には気持ちのいい話ではありません。

まずは 掲示板管理者に 利用者情報の非公開 をお願いするのが筋です。もし 非公開に応じない
場合には、掲示板自体の利用を止めるのが賢明です。応じないには、それなりの理由があると思われ
その理由が原因となり利用者に不慮の事態(トラブル)が降りかかる可能性もあります。
しかし どうしても利用をしたいのなら、中継サーバ(Proxy)を経由して、IPアドレスなどの個人情報の
掲示板公開を隠蔽することもできます。
以降 IPアドレス隠蔽をしてのアクセスについて記述をしますが、必要以上に中継サーバを利用しない様にして
ください。その点につきましては、後述とさせて頂きます。


まずは 簡単ながら、中継サーバを利用しない場合と利用した場合のイメージを用意しました。
こちらを確認してください。(あくまでイメージです。)

通常のWebサーバへの接続 中継サーバ経由でのWebサーバへの接続

以上の右図のイメージで、Webサーバへプロバイダー供給のIPアドレスが渡らないものと考えてください。
では実際に、どうすれば中継サーバを利用できるのか?

1.ネット上に公開されている中継サーバを探し出す。
2.中継サーバを利用する設定の実施。
3.中継サーバの動作検証をする。


3.は、特に行う必要はありませんが、やはり 検証は行うに越した事はありません。


1.ネット上に公開されている中継サーバを探し出す。
  中継サーバを探す為には、CyberSyndromeへアクセスをしてください。
  
 CyberSyndromeへアクセスをしたら、
 Speed Rankingをクリックしましょう。
 こちらに掲載をされている中継サーバは
 現在稼動をしている確率が高いと思われます。

 なお ランキングの高さ=高速アクセス とは
 一概には言えません。中継サーバが目的のWeb
 ページへどれだけのサーバを介してアクセスを
 するか?も影響をします。

 また ランキングを閲覧して、他の人も一斉に利用を
 した場合 アクセス速度に影響を及ぼします。







 中継サーバが色分けをされていますが、緑色のサーバ
 利用すれば間違えはないでしょう。

 利用サーバの候補を幾つかピックアップをして、稼動状況を
 チェックしてみましょう。
 稼動状況は、トップページのProxy Checkerをクリックして、
 サーバ情報を指定する事でより確認が行えます。












 1にサーバ情報を指定してください。
 サーバ情報はランキング情報をそのままコピーをすれば
 いいでしょう。
 サーバ情報指定後に2の[Check]ボタンを押してください。
 しばらくすると、3のエリアに、結果が表示をされます。

 ←こちらの画面下にあるエラーメッセージ一覧に該当をする
   エラーが出ない場合には、稼動をしている中継サーバと
   判断をして問題はありません。

 稼動をしている事が確認できれば、中継サーバの利用設定を
 する事になります。








2.中継サーバを利用する設定の実施。
  設定は至って簡単。ただし ブラウザにより設定方法は異なります。ここでは、Internet Explorer(Windows版)で
  説明をします。
  その前に1つ、今プロバイダーから供給をされているIPアドレスなどを確認しましょう。
  現IPアドレス情報を確認する方法をご存知の場合には、その方法で確認されて結構です。
  もし 分からない、思い出せない場合には次の方法で確認をしてください。

  【確認方法】
  ・トップページよりENV Checkerをクリック

   クリックをすると直ぐにチェック結果が表示をされます。
  データの最上位に供給をされている現在のIPアドレスが表示をされます。
  

  【設定方法】
  ・「ツール」→「インターネットオプション」を選択。
  ・接続タブ を選択後に[LANの設定]をクリック。
  ・次の様にデータを指定を指定してください。(例:中継サーバに 111.222.333.444:5555 を指定)

  

3.中継サーバの動作検証をする。
  設定が完了をしたら、【確認方法】にありますENV Checkerを実行してみましょう。
  IPアドレスを含め表示内容が変わっている事が分かると思います。

中継サーバ利用上の注意
先般 中継サーバの利用を最小限に留めて欲しいと記載をした理由は次の通りです。

・必ずしも利用して良い中継サーバとは限らない。
 元来 ある特定の企業、人のみが利用する目的で構築された中継サーバの設定に問題があり
 ネットユーザが誰でも利用できる様になってしまったものが含まれているかもしれません。
 利用をしても触法行為ではありませんが、しかしながら そういう目的で構築されたものなら、
 好き勝手に使ってよいものでもありません。

・中継サーバ経由でアカウント情報の送受信はしない。
 中継サーバ経由での送受信は、そのサーバの管理者がその気になれば全てのログを見る事が
 できます。悪意のある管理者でしたら、その情報を盗み出すかもしれません。
 クレジットカードの番号指定は言うに及ばず、メールやユーザ名/パスワードの送受信も危険を
 伴います。

以上の点をご留意のうえ、覚悟を決めてお使いください。