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うさぎの性質・うさぎをめぐる問題点を知っておいてください
(「兎の飼い方」ページ内から抜粋)
うさぎの性質 うさぎをめぐる問題点

寿命は6〜8年程度と言われています。長くて10〜10数年生きるそうです。骨はとてももろく、1mくらいの高さから落ちただけでも骨折し、命の危険にかかわることもあります。胃腸もつねに動いていなければならず、活動が24時間停止するとこれも命が危なくなります。また、食べたものを吐いたりすることもできないので、誤って体に悪いものを食べないように気を付けていなければなりません。
つねに衛生的にしていないと病気になりやすくなります。トイレや水入れ、床材を替える等、ケージの世話も毎日してあげなければなりません。ストレスにも弱く、それが原因でエサを食べなくなり、最悪死に至ることもあります。急にエサが変わったり、環境が急変したり、また無理な外出などもとても負担になります。できるだけ少しずつ慣らし、うさぎのペースに合わせるようにしてあげてください。
また、うさぎは一生歯が伸び続けます。部屋に出すと柱や畳、壁紙、電気コードなどを齧ったりしますので、それら室内をガードする等の対策も必要となります。

さらに、「寂しいと死んでしまう」という俗説は大げさではありますが、あながち嘘ではないようです。乱暴に構われるのは大嫌いですが、優しくされるのはとっても好きな動物です。仕事や出産などの理由である日を境に突然構うことができなくなったり、入院や手術後に「飼い主に捨てられた」という不安で落ち込んでしまったり、簡単な手術の連続がストレスとなったりした子が結果 亡くなった、というケースを何件か聞きました。もとから構わないとどんどん心を閉ざして人に慣れないうさぎになってしまいますし、変化にとても弱い動物、精神的に飼い主に依存しやすい、デリケートな動物であることは間違いありません。

うさぎは普段、鳴いて「撫でて、構って」「調子が悪いの」と言うことができません。また、被食側の動物なので体調の悪化はなるべく外に表さずに我慢する傾向があります。人間が気付いたときには手遅れということも少なくありません。ちょっとした感情や体調の変化のサインを見逃さないケアが必要です。

近年、うさぎに対する無茶な小型化や品種改良によって、先天的な欠陥を持っている子がとても多いそうです。小型化されたうさぎは 、口の小ささに対して歯の成長が合わず、不整咬合や歯槽膿漏になりやすくなります(ショップに小型のうさぎをつくらないように呼びかけても、売れないからと取り合ってもらえないそうです)
また、長毛種は人間が改良した品種で、自分だけでは毛の手入れが完全に出来ません。飼い主が頻繁にブラッシングをして抜け毛を取ってやらないとすぐに毛球症になってしまいます。
近親交配のうさぎもまだまだ多いですが、体がとても弱く、病気にかかりやすいそうです。

これらを私はうさぎを飼うまでは知りませんでした。こんな自分を含め、うさぎの知識は世間にあまり広まっている とは思えません。それはごはんや扱い方、トイレなどの飼い方についてだったり、 甘え好きの性質、ストレスや病気・怪我にとても弱いという性質について だったり、病気自体の知識だったり。

学校のうさぎの劣悪な環境・飼い方しか知らなければ、そんなものだと思われても仕方がない現状があります。飼い主だけでなく、うさぎに疎い地域の動物病院の先生などでも、知識はひじょうに薄かったりします。

こういったうさぎの問題点や、まだ知られていないこと、解明すらされていないことはとても多いのです。うさぎは自分からはしゃべれない、とても弱くてわかりにくい生き物です。飼う際には、これらを頭の片隅におき、日々勉強のつもりで飼ってあげていただきたいと思います。

うさぎはとてもかわいく、ケージのなかで飼えるという手軽さなどから人気がある動物です。しかし、犬猫のように丈夫ではありません。飼うのはそれなりに大変です。ただかわいいという人間の都合だけでは、うさぎの一生を幸せに送らせてあげることはできないでしょう。できれば飼う前に飼育書を一冊は読んでみて、うさぎの性質をよく理解し、自分が責任をもって幸せに飼ってあげられるかを見極めてから飼っていただければと思います。

・・・何も知らずに飼ってしまったあなた!! 大丈夫、今からでも間に合います。いろんな本やサイトでよーく飼い方を調べて勉強して、ご自分のうさちゃんに合った飼い方を見つけて少しでも幸せにしてあげてくださいね。