皆様、クリスタルアートというのをご存知でしょうか？
内部に気泡(?)で絵が描かれたクリスタルの下からLEDを当て、絵を浮かび上がらせる光物インテリアです。
で、CLANNAD初回版にソフマップ特典として、このクリスタルアートが付いてきました。
重い、実用性に欠けるなどあんまりいい評判を聞きません。
確かにこのテのクリスタルアートって、わざわざ電池入れてスイッチ入れて光らせる人はあまりいないでしょう。 面倒だし、電池はいずれなくなるし。
しかも作りが全体的に荒く、電池ボックスにまともに電池が収まりません。挙句の果てには電池ボックス剥がれちゃうしｗ
そこで、PCの電源で連動して自動的に光るように改造を企てました。

が、

もともと単3×3本＝4.5vで光るものだったせいか、PCの5vでは回路が不安定で次第に光らなくなってしまいました。
うーん。
で、仕方なく回路を自作することに致しました。

オリジナルは3箇所の3種LED（赤・青・緑）が順番に光るものでしたが、せっかくなのでクリスタルに刻まれたCLANNADの主要ヒロイン5人を1色ずつ光らせよう、ということで5種類のLEDが常時光るように計画しました。
（リレー回路については良く分からないヘタレなので、色が順番に光るという方式はパスしました。）

用意したもの。
・LED5色（赤・青・緑・黄・橙）
・各色に使う抵抗（200Ω・100Ω・110Ω・180Ω・180Ω）並列で各色5vを加える計算。
・基板
・コード・コネクタなど。
殆どはアキバの千石電商で買いました。

基板上にLEDと色に応じた抵抗をはんだ付けしていきます。
基板が２つに分かれているのは、適当に家にあったものを縦に２つに切って繋げて使っているため。

LEDが等間隔でないのはキャラが等間隔で並んでいないため。
一応、各キャラの真下から光を当てるように計ってあります。

左側の基板は元々ついていたもの。スイッチ部も製作して完成。
PC電源連動なのに更にスイッチ付けるのは、光らせたくない時にコード抜かないでも済むように。
こういうファンクションを手抜きすると後々面倒だったりするわけですよ。

ようやく完成。裏側はめちゃくちゃいい加減です。

PCから5vを拝借するために自作したのがこれ。
PC→2.1φDCコネクタ→ミニコネクタ→機器という感じです。
直接繋がないで一度DCコネクタにするのは、PC本体を移動させたりするのに便利だから。
オレ様規格では、PCから電源を取るときは2.1φセンタープラスのDCコネクタにしています。
12vのコードもあり、アクティブスピーカーをPC電源連動で動かしてます。
というわけで電流を流す前に極性の確認。

うりゃー光ったー！
…でも青だけ異様に暗い。
そういえばこの青LEDは元々ついてたやつから取ったものだけど、改造前の基板でむりやり光らせていた際に暗くなっていったやつだ。 壊れてるのかな。
基板の両端にある黄色いのは固定するために刺した画鋲です。
スイッチはホットボンドで固定しましたが、基板の方は位置合わせや今後のメンテの為に取り外し可能にしておきます。 スイッチからのコードは基板上にソケットを設けて差し込むようにした方が良かったかな？
まぁそれは今後の課題ということで。

青LEDを交換し、再び点灯。
思ったほどキャラ毎に色が違わないですね。殆ど赤っぽくなってる…。どうですか？　きれいですかね？

実はこれ改造する前に、「オリジナルコンディションの物も取っておきたい」といことでオークションでもう１つ入手しました。（ここらへんヲタク）
オリジナルは電池６本（３本並列）で、LEDは３箇所に赤・青・緑が設置されていて順番に光ります。
こんな感じ。

並べて光らせてみました。むむぅ、オリジナルの方が鮮明に明るく光りやがる。ちくしょう。
赤系（赤・黄・橙）より青とか緑を中心に設計した方が良かったのか？
黄色が思ったよりオレンジっぽかったのが誤算でした。橙とか殆ど赤だし。

クリスタルは出来にバラつきがあるようで、１つは鮮明ですがもう１つは荒くて顔とかはっきりしない感じです。
まぁ購入特典でここまでやればすごいと思いますが…。
このレリーフは平面的で横から見ると殆ど平らなので、LEDの当たる位置がズレてると上手く絵が浮かびません。
LEDは一般的に狭指向特性なので、位置を出来るだけ合わせてやる必要があります。
一般に売ってるイルカとかのクリスタルみたいに立体的ならもう少し綺麗に見えるんじゃないかと思います。
まぁそれでも、PCと連動してオンオフし、電池もスイッチも気にしないでいいという当初の目的は果たしました。
これなら飾る気も起きるんじゃないでしょうか？