tcut 使用方法
【機能概要】
テキストファイルよりバイト指定またはフィールド指定により文字列を抽出します。
【実行形式】
(1)tcut -b list [-j char] [filename]
(2)tcut -f list [-j char] [-d char] [-s] [filename]
【パラメータ】
list 切り出し指定のリスト
これは以下のものをカンマで結合したものです。
['string1']from[-[to]]['string2']
ここで、
string1は直前に付加する文字列
string2は直後に付加する文字列
fromは開始バイト位置または開始フィールド番号
toは終了バイト位置または終了フィールド番号
string1,string2には、以下のものを指定できます。
\t タブ
\n 改行コード
\c 文字c
c 文字c
注.バイト位置またはフィールド番号は1から始まります。
-b list バイト指定とします。
-f list フィールド指定とします。
-j char 個々の切り出し文字列間の結合文字を指定します。
このデフォルトは ','となります。
charに '\0'と指定した場合、結合文字を入れないようにします。
-d char フィールドの区切り文字を指定します。
省略した場合、これはタブになります。
-s 行にフィールドの区切り文字がない場合、無視するようようにします。
filename 入力ファイル
これを省略した場合、標準入力から読み込みます。
ただし各行は4096バイト以下である必要があります。
【実行例】
・tcut -b 1-80 file
fileの各行を1バイト目から80バイト目までを切り出し。
・tcut -b 1-10,20-30 -j \0 file
fileの各行を1バイト目から10バイト目までと20バイト目から30バイト目までを切り出し。
各データ間には、結合文字列を入れないようにします。
・tcut -f 'ABC'2-3'DEF' file
先頭に'ABC'を付加し、その後に2フィールド目から5フィールド目のデータを付加し、
その後ろに'DEF'を付加します。
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