skipSrch 使用方法



【機能概要】
 テキストファイルの内容を全て1行に変換して、その中から検索対象の文字列を等間隔で検索します。
【実行形式】
    skipSrch [-c] textfile

【パラメータ】
    -c          スペースを除去します。
   
    textfile    ASCIIコードまたはS-JISコードで書かれたテキストファイル
 
【内部コマンド】
 実際の検索作業は、以下の内部コマンドによって行ないます。
・q
プログラムを終了させます。

・i
各情報を表示します。
これは、以下のような情報を表示します。
 text length = 1913 characters
 searching string = sin
 searched number = 40
 displaying width = 78 columns
 displaying height = 20 lines
 top position = 11
 return length = 100
 selected strings = 3
 strings occupation = 10.09%
 centers occupation = 9.98%

上記の各意味は以下のようになっています。

・text length
テキストファイルから読込んだ文字列の全体の長さ
・searching string
検索文字列
・searched number
検索されたデータ数
・displaying width
表示ページの縦の文字数
・displaying height
表示ページの行数
・top position
表示ページ固定の場合の先頭文字の位置
・return length
表示ページ固定の場合の文字列の折り返し数
・selected strings
選択された文字列の数
・strings occupation
選択された文字列全体が占める領域の割合
・centers occupation
選択された文字列の中心全体が占める領域の割合

・/string[/a]
stringの検索を行ないます。
stringは漢字コードを含まないものを指定します。
検索は順方向と逆方向とに分けて行われます。
 この場合、それぞれ次のものが表示されます。
 順方向の場合: "searching forward .....*...."
 逆方向の場合: "searching backward .........."
検索中に該当のものが見つかった場合、"*"と表示されます。

検索を途中で止める場合には、[CTRL]+[C]と押して下さい。
ただし、これは検索中以外では終了となります。

 検索された文字列があった場合、それぞれ次の情報を表示します。
 "skip=n, string=(t,c,b)"
ここで、nはスキップ数、
t, c, bは、それぞれ文字列の先頭位置、中央位置、終了位置です。

検索結果は、24行ずつ表示され、その都度以下のものが表示され、停止します。
 "continued ..."
表示を続行する場合には、[ENTER]を押します。
表示を中止する場合には、'q'を入力します。

検索文字列の後に"/a"を附加した場合には、全検索スキップ数で検索を行います。

・v
直前の検索結果を再表示します。

・p number
number番目の検索文字列を含むページを表示します。
ページの先頭には、以下のものを表示します。
 "[skip=1, string=(127,128,129), top=11, return=78]"
ここで、"skip="の数字は文字列のスキップ数、
"string="のそれぞれの数字は、先頭より文字列の先頭位置、中央位置、終了位置、
"begin="の数字は、表示ページの先頭文字の位置、
"return="の数字は、表示ページの文字列全体の折り返し数です。

・P
選択された文字列を表示します。

・s [number]
number番目の検索文字列を選択します。
これは、選択された文字列範囲の占有率の表示に使用されます。
numberを省略した場合、選択された文字列を全て解除します。

・l
選択データを表示します。

・d [number]
number番目の選択データを削除します。
numberを省略した場合、個々の選択データを表示して、それを削除するかどうかを確認します。

・w column[,line]
表示ページのサイズを設定します。
columnは縦の表示文字数、lineは表示行数を指定します。
省略時は、縦の表示文字数は78、表示行数は20となります。

・f [top,return]
表示エリアを固定します。
topは表示エリアの先頭位置、returnは文字列全体の折り返し数を指定します。
折り返し数は縦の表示文字数以上を指定します。
上記のパラメータを省略した場合には、表示エリアの固定が解除されます。
この指定を行なわない場合、または解除された場合、検索文字列が中央にくるように表示されます。

・m skip_max
検索のスキップ数の上限をskip_maxに設定します。
これを省略した場合、10,000までとなります。
【使用例】
・skipSrch abc.txt
・skipSrch abc.txt > skipSrch_result.txt

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