lsort 使用方法
【機能概要】
ファイルの行をフィールドの並びにしたがってソートします。
【実行形式】
lsort [-iJuv] [-tC] [-c no1[-no2]] [+field]... files
【パラメータ】
-iJuv:
i 大文字と小文字を区別しないで、比較します。
J 行の終わりが'\'の場合、次の行を結合してソートします。
u 重複した行を出力しないようにします。
v 並び順を逆にします。
-tC フィールドの区切り文字をCにします。
タブを指定する場合には、\tとします。
これを省略した場合には、スペースやタブが区切り文字になります。
-c no1[-no2]
no1フィールドからno2フィールドまでを選択します。
-no2を省略した場合、no1フィールドから最後までとなります。
+field ソート順を規定するフィールド情報を指定します。
複数指定した場合には、先に指定したものが優先されます。
fieldは以下の形式となります。
no[.pos[,len]][option]
noはフィールド番号で、これは先頭フィールドが1となります。
ただしフィールドを選択した場合、選択されたフィールドより数えます。
posはフィールド文字列の比較開始位置で、先頭が0となります。
lenは比較する文字列長です。省略した場合、フィールドの最後までとなります。
optionは照合の仕方のオプションで、以下のものを指定します。
n 数値として比較します。
x 16進数として比較します。
ただし、8バイト以下の有効16進コードまでとなります。
d 日付として比較します。
この形式は、[yyyy/]mm/ddとします。
ただし、yyyyが50以下は2000年代とみなし、yyyyが51以上99以下は1900年代と
みなします。
t 時刻として比較します。
r 並びを降順にします。
files ソートするファイルを指定します。
【補足説明】
lsortはUNIXのsortコマンドと似たものですが、fieldの照合指定の仕方が違っています。
【実行例】
・lsort file1 file2
・lsort -uv "-t|" file … フィールドの区切り文字を'|'とし、全体を文字列として
比較し、それを降順に並べます。
ただし、同じものは出力しないようにします。
・lsort -c 2-4 file … 第2フィールドから第4フィールドまでを出力します。
・lsort +2.3,2 +4nr file … 第2フィールドの4バイト目から2バイトを比較して昇順に、
もし第2フィールドで同じものがある場合、それらを
第4フィールドを数値の大きい順に並べます。
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