exec 使用方法



【機能概要】
 ファイル名やディレクトリ名のワイルドカードを展開して、コマンドを実行します。
【実行形式】
    exec [-s] command {-option | /option | parameter | filename | directory}...

【パラメータ】
    -s          コマンドの展開を表示しないようにします。
       
    command     コマンド名

    -option     オプション

    /option     オプション

    parameter   ファイル名やディレクトリ名以外のパラメータ
                (parameter)とした場合には、この中のワイルドカードの展開を行いません。 

    filename    ファイル名(パスも含む)
                filenameにスペースを含む場合には、'filename'として下さい。

    directory   ディレクトリ名(パスも含む)
                directoryにスペースを含む場合には、'directory'として下さい。
【補足説明】
 ファイル名やディレクトリ名には、ワイルドカードとして'*'や'?'を使用できます。
  *:任意の文字列
  ?:任意の一文字
 一つのパラメータを展開したときの並び順は、それぞれのファイル名の次にそれぞれのディレクトリ名となります。
 また、それぞれは名称での昇順となります。

 execを実行すると、実行するコマンド内容が表示され、その実行の確認メッセージを次のように表示します。
  "excute? ([y]/n)"
 ここで、空[Enter]または y[Enter]と入力すると、コマンドが実行されます。

 ただし、コマンド表示が1ページを超える場合には、次の確認メッセージを表示します。
  "... continue? ([y]/n)"
 ここで、空[Enter]または y[Enter]と入力すると、次のページを表示します。

 commandの表示で注意するべきことは、リダイレクト機能文字('>'または'<')またはパイプ機能文字('|')以前のものになることです。
 例えば
   exec srch abcd file1.c > output.txt
 では、 "> output.txt"の表示が省略されます。
 つまりこの例では、表示結果がoutput.txtに書かれるということが省略されています。

【実行例】
 ・exec fls *\*\a*b*c.bmp a?b.txt | more
 ・exec fls -l *.bmp > outputfile
  この場合、'>'以下はexecでのコマンド展開の対象外となります。

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