eqlist 使用方法



【機能概要】
 flsコマンドで作成されたファイルリストから同一内容のファイルを検索します。
 または、eqlistの出力ファイルより重複ファイルの削除を行ないます。
【実行形式】
    ・eqlist list_file
    ・eqlist -d[t] eqlist_file

【パラメータ】   
    list_file    "fls -l[a] ..."で作成されたファイル

    -d[t]        eqlistの出力ファイルより重複ファイルの削除を行ないます。
                 tをつけた場合には、テストモードとなります。つまり、実際には削除されません。

    eqlist_file  eqlistで作成されたファイル
         (実行する場合の注意点として、実行時のカレントディレクトリは、
          list_fileを出力したときのカレントディレクトリと同じであることが
          望ましい。)
         削除されたファイルはゴミ箱には入りませんので、ご注意のこと。
         また、読込み専用属性のついたファイルは削除されません。
【補足説明】
 eqlist_fileについては、以下のような仕様になっています。

 このファイルの元の形式は次のようになります。
   "file1 ... file2"
 このファイルを元にして、重複ファイルの削除を行なった場合には、file2のみが削除されます。
 しかし、場合によっては、file1の方を削除したいという場合、あるいは両方を削除したい場合などが
 生じてきます。
 そこで、それを指定する為には、次の制御用の文字を行頭に記述します。
   * ... 両方のファイルを削除します。
   > ... file1の方を削除します。
   // ... 当該行を無視する。

 連続してfile1の方を削除したいという場合には、次の行を開始と終了にそれぞれ挿入します。
   << ... 開始
   >> ... 終了(省略時は、ファイルの終了までとなります)
 この間の行に制御用の文字を記述した行がある場合は、その指定が優先されます。

 ある範囲の行を全て無視したいという場合には、次の行を開始と終了にそれぞれ挿入します。
   /* ... 開始
   */ ... 終了(省略時は、ファイルの終了までとなります)

 例.
   file1 ... file2
   *abc.txt ... \tmp\abc.txt
   >def.txt ... efg.txt
   <<
   1 ... 1a
   /*
   2 ... 2a
   */
   3 ... 3a
   *4 ... 4a
   //5 ... 5a
   >>
 上記の例では、file2,abc.txt,\tmp\abc.txt,def.txt,1,3,4,4aのファイルが削除されます。

【注意事項】
 1.まれなケースと思われますが、場合によっては非常に時間がかかることが予想されます。
  もし1時間以上もかかる場合には、[Ctrl]+[C]で強制終了させて下さい。

【使用例】
・fls -la -S \ > filelist.txt
 eqlist filelist.txt > duplist.txt
・eqlist -d duplist.txt > dellist.log


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