cpf 使用方法
【機能概要】
ファイルをコピーします。
【実行形式】
cpf [-aAefhPrRquvx] [-D [yyyy/]mm/dd] {filename|-s directory} ... dest
【パラメータ】
-a アーカイブ属性のものをコピーします。
-A アーカイブ属性のものをコピーし、その属性を解除します。
-e コピー先にあるファイルのみをコピーします。
-f 上書きの確認なしに行ないます。
-h 隠しファイル及びシステムファイルもコピーします。
-P 元のパスにしたがってコピーします。
この時、destがコピー元のカレント・ディレクトリと対応します。
例.cpf -P dir1\file1 dir2 … file1をdir2\dir1\file1にコピー
-r コピー先の読み込み専用ファイルをその確認なしにコピーします。
(ただし、上書確認は行われます。)
-R コピー先の読み込み専用ファイルや隠しファイル、システムファイルをその確認なしにコピー
します。(ただし、上書確認は行われます。)
-q コピー元のファイル名の表示を抑止します。
-u コピー元のファイルが新しい場合にコピーします。
-v コピー内容を表示します。
-x ファイルは全てdestに書き込みます。
-x及び-pを指定しない場合には、以下のようになります。
例.cpf dir1\file1 dir2 … file1をdir2\dir1\file1にコピー
cpf dir\dir1 dir2 … dir1\file_nをdir2\dir1\file_nにコピー
-D [yyyy/]mm/dd 日付[yyyy/]mm/dd以降のものをコピーします。
{filename|-s directory} コピーするファイル名(パスも含む)またはディレクトリ
ファイル名またはディレクトリには、次のワイルドカードを使用できます。
*: 任意の文字列
?: 任意の一文字
"-s directory"を指定した場合、そのディレクトリ以下にあるファイルがコピーされます。
dest コピー先のファイルまたはディレクトリ
複数のファイルをコピーする場合には、destはディレクトリでなければなりません。
例えば、"cpf -P -s . \tmp"のとき、".\dir1\file1"というファイルは、
"\tmp\dir1\file1"に書き込まれます。
【補足説明】
ファイルの上書きをする場合、以下のプロンプト・メッセージを出力します。
filename: overwrite? (y/n/a)
ここで、'y'または'Y'を入力すると、filenameが上書きされます。
'a'または'A'を入力すると、filenameを上書きし、以降は確認なしで上書きします。
上記以外を入力した場合には、filenameの上書きは行ないません。
【実行例】
・cpf file1 file2
file1をfile2にコピーします。
・cpf file1 file2 file3 … file3はファイル
これはエラーとなります。
・cpf file1 file2 dir … dirはディレクトリ
file1,file2をディレクトリdirにコピーします。
・cpf dir1 dir2 … dir1,dir2はディレクトリ
これはエラーとなります。
・cpf dir1\* dir2 … dir1\*の全てのファイルをdir2にコピーします。
・cpf -P dir1\* dir2 … dir1\*の全てのファイルをdir2\dir1にコピーします。
・cpf *.txt abc\*.txt d:\tmp
*.txtおよび abc\*.txtの各ファイルが d:\tmpにコピーされます。
・cpf -P \abc\*.txt d:\tmp
\abc\*.txtの各ファイルが d:\tmp\abcにコピーされます。
・cpf -P d:..\abc\*.txt e:\tmp
d:..\abc\*.txtの各ファイルが e:\tmp\..\abcすなわち e:\abcにコピーされます。
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