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ポポロンさんとの対話3

ジュリ 「ポポロンさん達は、冬眠してる時夢見るの?」 ポポ 「実は冬眠ってね、眠ってないんだよ」 ジュリ 「タヌキ寝入り?」 ポポ 「そうじゃなくてさ、魂が旅に出るんだよ」 ジュリ 「何処に旅立つの?」 ポポ 「山の神様のもとにみんな集まるんだ」 ジュリ 「ポポロンさん一族で?」 ポポ 「いや、山に住む生き物全部さ」 ジュリ 「人間もかい?」 ポポ 「人間は除くの。 大自然を破壊するものは、 大自然の抱擁も受けられないんだ。 大昔は、人間もきていたんだけど、 自然に恐れを感じなくなってから、来なくなった。 だから、人間は仲間外れなんだ。 他の動物とおしゃべりが出来なくなったのも それが原因なんだ」 ジュリ 「それで、仕方なく自分たちの言葉を作ったんだね」 ポポ 「そうなんだよ」 ジュリ 「で、集まって何をするの?」 ポポ 「同じ山に集う者として、静かに山の神に感謝するんだ。 この時は、捕食者も天敵も関係なくね」 ジュリ 「どんな場所なんだい?」 ポポ 「緑が萌えて山を駆け上がる郷だよ」 ジュリ 「そこがポポロンの郷だね。東京にはないね」 ポポ 「いや、山ならどこにでも神様はいるんだよ」 ジュリ 「あ、中野新橋にいるの知ってるよ」 ポポ 「あれは、二子山でしょ。神様でなく親方だよ」

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