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ポポロンさんとの対話

ジュリ 「ねぇ、ポポロンさん、高い建物にさぁ、ピカピカと、 ランプが点いてるよねぇ。あれは鳥さんがぶつからないように、 知らせているんだろう?」 ポポロンさん 「鳥さんに、人間はそんなに優しくないよ」 ジュ 「じゃあ、なんだいあれは?」 ポポ 「天使がぶつからないようにさ。天使を怒らせると恐いからね」 ジュ 「どう恐いの?」 ポポ 「今まで、いろんな文明が滅んだのは 天使の怒りを買ったからさ。 アトランティスもムーも 天使の言う事を聞かずに高い建物を建てたからさ。 ピラミッドだってそうさ。中国人は賢いから、 横に長い万里に長城を造ったのさ」 ジュ 「じゃあ、織田信長も安土城を造らなければ良かっ たんだね。 でも、天使ほどの能力があれば 高い建物にぶつからなくてすむんじゃないのかなぁ」 ポポ 「天使は、みんな、近眼なのさ。 東京タワーを建てる時に偉い人が、 『天使さん、眼鏡をかけていただけないでしょうか』 って、眼鏡を持っていったんだ」 ジュ 「だから、許されたんだね」 ポポ 「いや、天使は見栄っ張りだから、眼鏡を拒んだの。 その代りに、ランプをピカピカさせることにしたんだ」 ジュ 「夜は、ぶつかる天使が多そうだね」 ポポ 「天使は、夜飛ばないんだよ。鳥目だからね」 ジュ 「まさか、羽が生えてるから 鳥の仲間だとかいうんじゃないだろうね」 ポポ 「・・・・・」 ジュ 「ひょっとしたら、今までのは全部嘘だね!」 ポポ 「今までの、お返しさ!」

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