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▼伸展
当日、デルシアの街は財宝と刺激を求める多くの冒険者たちであふれかえっていた。
今回は二カ所の祭壇を同時に攻略するという、キャラバン始まって以来の試みである。無難に比較的安全な北側の祭壇を選ぶ者、危険な、しかし腕の見せ所と南の祭壇に挑戦する者、まぎわまでどちらをどう攻略するかで打ち合わせをするギルドなどで、銀行の前は足の踏み場もないほどであった。とりあえず目的のひとつは達成されたと言えよう。
時間になり、予想されていた盗賊団の布陣もなく、我々は速やかに二つの祭壇とキャンプの場所を確保した。 おなじみの各傭兵団もあちこちに目配りをしながら配置につく。 最初はいずれの祭壇とも、難易度の高いとされている「悪魔」の守護モンスターがあらわれた。足場の悪さに加え手強い相手とあって、多くの冒険者が死者として救護キャンプに引き返すことになったが、その経験もまた次のキャラバンに活かされることだろう。
途中、船による盗賊団の襲撃や主街道めぐっての攻防はあったが、今回もおおむね無事に約二時間のキャラバン遠征は終了した。 二カ所でも遠征は可能、この自信を我々自身が、そしてフェルッカに訪れる冒険者たちがともに深めるため、あらためて同じ挑戦を我々はここに宣言する。
作戦は、前回と同様である。 「死の街」を通過し、そのやや北にある岩山に囲まれた祭壇と、同時にさらに北側の祭壇の財宝を手に入れる。
▼3つの行程
(1)デルシアへの到着
デルシアへの集合は今までと同じである。
まず、キャラバン本体は、フェルッカブリテイン2銀西にあるFTF本部に集結する。
そこからデルシアへは、成しうる最短ルートをとる。
ゲートでトリンシック西の旧大陸入り口に全員で移動し、一気にデルシアまで移動。
デルシアに到着したら、一度冒険者を集め直す。これは、はぐれた冒険者が盗賊に襲われるのを防ぐためである。
(2)祭壇の制圧
デルシアに集結したのち、傭兵団に先導されながら二つの祭壇へ向かう。
街道の安全が確保されたら北の祭壇に近い高台に救護キャンプを設営し、祭壇を制圧。
今回も制圧成功のたびにデルシア圏内に戻ることはしない。補給と再出撃に関しては各自の判断とする。 制圧は各祭壇とも3回を予定しており、最後の制圧成功をもって全員でデルシアに帰還する。
(3)旧大陸への帰還
再びデルシアの短い洞窟を使い、旧大陸へと全員で帰還する。
洞窟で盗賊の襲撃を受けた場合は、一度洞窟を制圧してから、出口の安全を確保し、各自撤退とする。
▼福引
ここで、とあるFTF加盟店主のくじ運の強さについても記しておかなければなるまい。 毎月ヴェスパーにて開催される恒例の壱の市において、彼は見事福引きの特賞を引き当てたのである。前回のキャラバンにて、我々の中で唯一力の巻物を手に入れたのも彼なのだ。このまま次のキャラバンでもその運を発揮してもらいたいところである。 | ☆内容はUO上での事実に基づきますが、RP的に若干リライトしてあります。
※例によって告知は出しておりますが、PK団との示し合わせ・やらせは一切ございません。 攻撃してくるPK/CPK/シーフの類は全てホンモノですので、ご理解の上ご参加ください。(運営側もどうなるか予想できません。)
では当日、全員が楽しきブリタニアライフを満喫できることをお祈り申し上げます。
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