しあわせ日記

9月21日(木)アタマにくる一言
 『アタマにくる一言へのとっさの対応術』(バルバラ・ベルクハン/草思社)を読み始めました。この本を幸せのヒントにさせていただいて、私なりに「アタマにくる一言」への対応について考えてみようと思います。

 いつの時代、どこにでもアタマにくる一言を口にする人はいると思いますが、最近私たちのまわりにそういう人が増えているような気がします。
 あきらかな悪意を持ってそういう言葉を投げかける人も中にはいます。個人的な悪意はたいしてなくても、そういう言い方がクセのようになっている人もいます。誰に対しても反抗的・強圧的に接するしかできないような人もいます。ちょっとしたことでカッとなってしまう人が増えていると思います。また、単に無神経なために自分では気づかないうちに言葉で人を傷つけてしまう人もいます。

 こんなふうに考えると世の中イヤなヤツばかりのような気がしてしまいそうですが、そうじゃない人のほうがずっと多いと思います。やさしい人・いい人もたくさんいます。
 でも、たまたまイヤなヤツと出会ってしまって、アタマにくる一言を浴びせられた時に、うまく対処できるかどうかは、幸せに暮らすためには大きいと思います。

 私は元来、そういうことに敏感なほうで、ちょっとでも人の悪意を感じてしまうと、すごく気にしてしまうたちです。以前は、そんな時にどうしたら相手にうまく言い返すことができるか、それもできるだけ一言で相手を沈黙させるには、のようなことを考えていました。
 今から考えると、ムダなことにエネルギーを使っていたんだ、と思ってしまいますが。

 アタマにくる一言で乱されてしまった心をうまくコントロールして、幸せな気もちに立ち戻ることが難しいケースも多いと思います。そのための方法を考えてみようと思います。



9月22日(金)基本的な対処法
 「アタマにくる一言」と言っても、いろいろな場合があります。
 何もないのにいきなり「アタマにくる一言」を発する人は少ないと思います。少なくとも相手には何かがあったのでしょう。
 (以前からも含めて)何かあった時に目の前にいる人が言った言葉に対して、自分がアタマにくるのは、「この言い方は許せない」ということが多いのではないでしょうか。自分にも問題があるが/相手は正しいかもしれないが/しょうがないことじゃないか/そんな悪いことはしていないのに・・・「この言い方は許せない」。
 その心の裏には、「自分を悪く言われたくない/思われたくない」のような誰もが持っている思いがあるような気がします。

 私が現時点でいいと思っている「アタマにくる一言」に対する基本的な対処法は、「気にしない」ことです。誰から何を言われても(例えば「(心の中で)ハオハオ」と受け流し)自分が気にしないですますことができれば、何も問題はないはずです。
 と言っても、それが簡単にできるくらいなら誰も苦労しないわけで、どうしたら気にしないですませるようになれるかを考えていこうと思っています。

 そのヒントの1つは、その相手を「許す必要はない」ということではないか、と思います。でも「(ムキになって)相手をする必要もない」と思います。
 もう1つのヒントは、そんな相手に「自分をよく思われなくもいい」ということ。そんな人が「自分のことを勝手にどう思ってもかまわない」と思えれば、ムキにならずにすむと思います。

 アタマにくる一言への対処法は時と場合によって違うと思いますが、「相手によって違う」というのが大きいような気がします。
 また対処法には、アタマにくる一言を受けてしまった「その場での対処法」と、「その後の対処法」が重要じゃないかと思います。そのひと言が後々の生活にまで悪い影響を与え、幸せに暮らす妨げになることは避けなければなりません。
 その辺についても考えてみようと思います。



9月23日(土)こんな人もいる
 アタマにくる一言を受けて、「どうして自分がこんなことを言われなければいけないんだ」「信じられない」「なんだこの人は」「許せない」のような思いがあると、怒りや悲しみが強くなってしまいます。自分がコントロールできなくなってしまいます。

 まずは、「(世の中には)こんな人もいる」と思えることが、自分を取り戻す第一歩になります。すべての人がやさしくて思いやりがあるということは、残念ながらありません。「こんな人もいる」というのは事実なのです。ふだんは悪い人じゃない場合には、「(この人にも)こういうことはある」と思えばいいでしょう。
 「こんな人もいる」「こういうこともある」と思うことができれば、これからどうしたらいいか、を考えるきっかけにできます。

 「許せない」と思ってしまう気もちはよくわかります。「許す必要はない」と思います。でも、「こういう人もいる」という事実・現実にさからってもしょうがありません。それを受け入れることは自分のためです。「許せない」という思いが強い人は、イヤな思いが後に残りやすいような気がします。

 「こんな人もいる」と思えることが、どれだけ効果があるかは、自分で実際に試してみないとわからないと思います。私は、「ハオハオ(こんな人もいる)」と思えるようになってずいぶんラクになれました。



9月24日(日)どうしたい?
 アタマにくる一言を受けた時、思い出したほうがいいこと。それは自分がどうしたいか、ということです。その前にその答えがあっての話ですが。

 アタマにくる一言を言われて、「言い返したい」という気もちはわかりますが、それが何になるのでしょうか?
 正当な応対・反論をすべき時もあるとは思いますが、ほとんどの場合には必要ないと思います。なぜなら相手の不当な発言には応える必要はないからです。
 「言い返したい」と思っても、それが簡単にできるくらいなら苦労しないわけで、言い返したくても言い返せないことに悔しさが増すのだと思います。

 怒ったり落ち込んだりするのは相手の思うツボです。ちょっとぐらい言い返してもひるむ相手は少ないと思います。かえって、次の一撃のきっかけや材料を与えてしまうことにもなりがちです。なにより、言い返すことやそんな相手のことを考えることでイヤな気もちになってしまいます。
 そんな人のためにイヤな思いをするのは損だ 、そんなことにエネルギーを使うのはもったいない、他にやりたいことがあるはずだと思います。

 「どうしたい?」
 その答えとして、思い出したいのは「気分よく過ごしたい」「幸せに暮らしたい」ということです。だったら、何をしたらいいか?
 少なくとも、相手に反撃することではないと思います。



9月25日(月)まず黙る
 私が考えるアタマにくる一言への対処法は、まず「黙る」です。
 言い返したいけどそれができないで黙ってしまうのではなく、自ら黙るのです。ぜんぜん違います。
 ヘタに言い返すよりも、平然と黙ったほうがいいと思うのですが。

 どうやって黙るか、それはすでに書いてあります。心の中で次のように言います。
 「こういう人もいる。こんな人のためにイヤな気もちになるのは損だ。気分よく、気分よく。さぁ、どうしようかな?」(自分に合うようにアレンジしてかまいません)
 ゆっくり言ってもたぶん15秒程度でしょう。
 こう言うことで、アタマにきた心を落ち着かせ、次を冷静に考える準備ができます。

 あなたが10秒間黙ったら、それも静かに何かを考えているように見えたら、相手はどう思うでしょうか。少なくともちょっと意表をつかれるのではないでしょうか。まぁ、相手がどう考えるかは相手しだいで、相手の問題ですので、相手に任せることにしましょう。大事なのは自分の気もちですから。

 アタマにくる一言を受けた時、あなたは言い返すタイプですか?
 言い返すタイプの人は、それはそれでいいと思うのです。また、言い返さないタイプの人が言い返す人になりたいと努力するのも悪くはないと思います。でも、それはすごく大変なことではないかと思います。
 言い返さないタイプの人は、平然と黙るタイプになるほうが向いていると思います。

 さて、黙った後、「さぁ、どうしたら?」いいでしょうか。
 それは明日から。(ちょっとずつで、すみません)



9月26日(火)もう大丈夫
 アタマにくる一言に遭った時、「まず黙る」(心の中で「こういう人もいる。こんな人のためにイヤな気もちになるのは損だ。気分よく、気分よく。さぁ、どうしようかな?」などと言う)ことで、ある程度心が落ち着いたら「もう大丈夫」と思えばいいと思います。(完全に気分がよくなるためには、また後で方法がある)

 「もう大丈夫」と普段(アタマにくる一言がない時)と同じようにすればいいわけです。
 いろんな場合があり、様々なすることがあると思います。

 相手の言い方や表現の未熟なところや言わなくてもいい余分なところは無視して、相手の言うことの中に聞くべきところがあると思えたら、「△△はそうですね」などと一言。自分に落ち度があると思えた時には、「××はすみませんでした。(以後気をつけます)」などと一言だけ言えたら(一言くらいは言える大人になれたら)、と思います。相手の言葉の中に聞くべきことが特になければ一言も言わなくていいと思います。

 そしたら「さぁ、どうしようかな?」と、「今すべきこと」「これからやりたいこと」を考え、それを始めればいいわけです。その時に「これをやらなくちゃいけないんで」「やりたいことがあるんで」などと一言あってもなくてもいいと思います。そして、何かをふつうに始めればいいと思います。

 もし、気もちがなかなか落ち着かない時には、トイレに行くなどで相手から離れることができればいいのですが。

 他にもいろいろなケースや応対のしかたがあるはずです。とにかく、あまり苦労しないで、自分が相手から解放されれば、とりあえずはいいわけです。そこまでがその場での対処法です。
 心を落ち着けて「もう大丈夫」と思えれば、その場をなんとか切り抜けるくらいはできるのではないでしょうか。負けないようにしよう、立派に対応しようなどと思わなければ大丈夫なはずです。

 「こういう人もいる。こんな人(こんなこともある。こんな一言)のためにイヤな気もちになるのは損だ。気分よく、気分よく。さぁ、どうしようかな?」のような(3Hの?)考え方がうまくできるようになれば、それなりに大人の対応ができるようになると思います。



9月27日(水)その後の対処法
 アタマにくる一言には、その場の対処よりもその後の対処のほうが大事だと思います。その場は(どちらかがキレるようなことさえなければ)なるようになると思うし、それほど長い時間ではないと思います。問題は、アタマにくる一言を受けた後の生活に、できるだけ悪い影響を及ぼさないことだと思います。

 直後には、アタマにくる一言やその場面や相手のことをつい考えてしまうのはしかたがないと思います。そういうことを考えて少しでもイヤな気もちになったら、早めに気づいて対処すればいいと思います。
 その後の対処法でも、基本は「気にしない」ことです。相手のことを悪く考えたり、自分のことを悪く考えても、イヤな気もちになるだけで、いいことはありません。と言っても、「気にしない」や「忘れよう」と言い続けるのは逆効果です。

 そんな時にはまず、「こういうこともある。こんなことでいつまでもイヤな思いをするのは損だ。気分よく、気分よく。さぁ、何をしようかな?」のように考えられれば、その事から離れて、いい方向に行くきっかけになります。

 どういうことをするのがいいかというと、「気分がよくなれること」と「忘れられること」が挙げられると思います。
 気分がよくなれることは、幸せを感じられること、自分の夢に関すること、愛する人のことなどです。小さなことでもいいのです。自分の幸せになる方法をたくさん持っていると、その時にできる方法がすぐに見つかります。
 何かを忘れられることは、夢中になれることや集中できることなどです。
 どちらにしても、「好きなこと」「やりたいこと」がそれを見つけるヒントだと思います。

 私は、外を歩いている時には、いろんな幸せを感じられることをするのが習慣になっています。だから、例えば職場でアタマにくる一言に遭っても、一歩職場を出て外を歩けば気分よくなることができます。また、帰りの電車の中では、本を読み、この日記に書く内容を一生懸命に考えます。自分の事務所に着いた時には、気分もいいし、職場でのイヤなことは忘れてしまいます。

 自分の生活の中に、幸せを感じられる時間や夢中になれる時間がある人は、アタマにくる一言などでイヤな思いをしても、いつまでもそれをひきずらないですみます。また、自分のやりたいことで忙しい人は、アタマにくる一言などはすぐに忘れられると思います。

 アタマにくる一言をくらった後に、そのことをつい考えてしまっても、それに早めに気づいて何かいいことを始めれば、それはいい(幸せになる)きっかけにすることができます。
 アタマにくる一言でイヤな思いをいっぱいしてしまうのは、相手の思うツボ。何もなかったように(実は、それをバネやきっかけにして)幸せに過ごすのが何よりのし返しではないでしょうか。



9月28日(木)相手による
 アタマにくる一言への対処法は、相手によって変わるものだと思います。

 通りすがりの人、どこかで一時だけいっしょになった人からアタマにくる一言を浴びせられた時には、“まず黙って”(心を落ち着かせて)なんとかその場をやり過ごして、別れたらもうその相手のこともその一言についても考えないのがいちばんです。(そのためには幸せになれることをすればいい)
 また、たまにしか会わない相手なら、「一時の事」と考えられたら、と思います。

 学校とか職場でしょっちゅういっしょになる相手の場合には、それなりの対応も必要になります。でも、アタマにくる一言はできるだけその場だけのこととして済ませることが大事だと思います。それが自分の幸せな生活のためだし、人間関係を悪くしない方法でもあると思います。

 いちばん長く密着した人間関係は家族です。家族の中にアタマにくる一言を頻発する相手がいる場合、それに傷ついていたらたまったものではありません。学校なら3年、職場でもいつかは離れられる(いざとなれば、やめることもできる)と思えればある程度の我慢もできるでしょうが、家族ではそういうわけにもいきません。
 それだけ長くいっしょにいるということは、相手のことをよく知っているはずです。相手がそういう言葉を発するクセやケースがあることを認識して、「こういう人なんだ」「またいつものクセだ」「たまにこういうことがある」などと考えられたら、と思います。

 親だから、目上や年上だから“おとな”(人間ができている)なんてことはありません。自分やまわりの人のことを考えればわかると思いますが、歳をとっても精神的にはそんなに成長しないものです。ましてや、「自分を育てよう」と心がけや努力や反省をしない人は。
 アタマにくる一言を平気で口にするような未熟な相手の言うことを、深刻に受け止める必要はありません。相手が誰であろうが、「こんな人のためにイヤな思いをするのは損だ」と考えていい、と思います。

 相手が誰であれ、アタマにくる一言(とそれを言った人)にはムキになって相手をしないのがいちばん。そして、気分よく、幸せに暮らすことを忘れないこと。これだけでいいような気がしてきました。



9月29日(金)言い返す・し返し
 アタマにくる一言を言われて、悲しい、腹立たしい、悔しいと感じてしまうのはしかたがありません。でも、それをできるだけ軽くすませることが、幸せに暮らすためには重要です。

 アタマにくる一言を発した相手を許す必要はない。でも、「(世の中には)こんな人もいる」と現実を受け入れたほうがいい。「こんな人のためにイヤな思いをするのは損だ」。だったら、言い返す必要はない。黙って(心を落ち着けて)やりすごせばいい。

 という対処法を書いてきました。
 言い返してもいいとは思いますが、感情的になってヘタなことを言わないほうがいい。
感情をコントロールできなかったり、無神経だったりする未熟な相手につきあって、自分まで未熟になることはない。
 もし、うまく言い返せて相手をギャフンと言わせることができたとしても、それが何になる?

 アタマにくる一言を言われた後、つい思い出してしまうのはしかたありません。でも、それ以上考えてもイヤな気もちになるだけです。イヤな気もちになって“し返し”を考えることだけはやめたほうがいい。そんなことをして何になる?
 「そんな自分にはなりたくない」と私は思います。

 悲しい、悔しい、アタマにきた。そこで、言い返したい、し返ししたい、のような気もちになるのはよくわかります。でも、それが何になる?
 イヤな気もちになって、イヤなことを考えて、イヤなことをして、イヤな人間関係にして、・・・。

 悲しい、悔しい、アタマにきた。「では、どうしたい?」
 気分よく過ごしたい、幸せに暮らしたい。そう考えるのがアタマにくる一言にたいする、私が考える対処法です。
 アタマにくる一言に遭ってしまった時、ちょっと心を落ち着けることさえできるようになれば、また幸せに暮らすことを心がけるようになれれば、自然にそれなりの対処(うまく対処しようなどとは思わなくていい)ができるようになると思うのですが。



9月30日(土)左右されない自分
 アタマにくる一言を発する人がいても、自分が気にしなければ何も問題はない。アタマにくる一言は発する人が未熟なのであって、そんな人の言うことは気にしない自分になれたら、と思います。

 私は、「世の中にはこんな人もいる(今では「ハオハオ」)」と思えるようになって、アタマにくる一言に対してすごくラクに対処できるようになれました。そして、「幸せに暮らす」ことを心がけることが習慣になって、アタマにくる一言が後を引くことがなくなりました。

 アタマにくる一言に傷ついてしまう人もいます。「人の言葉で傷ついた」「心の傷」を参考にしてみてください。

 『アタマにくる一言へのとっさの対応術』を読んでみることをおすすめします。でも、それを鵜呑みにしないで、自分で考えるヒントにしたらいいと思います。この本はちょっと見ると、アタマにくる一言を受けた時にどう言い返すか、のように思われるかもしれませんが、むしろその合間に合間に(ヘタに言い返すような)つまらないことはやめたほうがいいですよ、って言っているのを私には感じられました。

 世の中には平気でアタマにくる一言を言う人がいっぱいいます。だからと言って、そんな人たちに自分の幸せな生活を左右されたくありません。「気分よく生活しよう」「幸せに暮らそう」それさえ忘れなければ、アタマにくる一言にどう対処したらいいかは、自然に出てくるようになれる、そう私は思います。


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