境川で江ノ島へ

2003-09-13

川沿いには、サイクリングコースが整備されている事が多いので、何処に住んでも川沿いは要チェックだったりする。 現在、自宅近くでは鶴見川が目の鼻の先を流れている。 よって、上流方向へも下流方向へも、鶴見川沿いを走ることが多い。 この他、JR南武線沿いに住んでいた事もあるので、多摩川も 丸子橋〜府中四谷橋 の辺りは時々走る。

西に目を移すと、境川。 愛用のヨドバシカメラ マルチメディア町田店の脇を流れているので、存在は知っていた。 町田の辺りではサイクリングコースが整備されていて、一度走ってみたいと思っていた。 上流方向へは行ってみた事があるが、淵野辺の辺りで道が無くなってしまっていた。

じゃぁ下流だ! と言う事で、走ってみた。

境川を下ってみる

起点は町田の幸延寺橋。 ヨドバシカメラの少し上流側になる。 とりあえず、川の東岸を南下してみる。

この辺りは、街の中を流れる川って感じの雰囲気で、サイクリングコースが整備されているとは言っても少々狭苦しい感じがする。 道幅は、普通に2台がすれ違えるくらいだろうか。 夏草で道幅が狭くなってしまう所も多い(←鶴見川の一部)が、そう言う問題はほとんどないのはさすが。

順調に南下し、鶴間橋の手前で舗装路が突然終わる。

ここで東京都から神奈川県に入ったわけだが、実はよく整備されているのは東京都の範囲内だったりする。 東京側は休憩所なども比較的多く設置されているのだが、神奈川側はほとんど無い。 この先は神奈川県を走るわけだが、ダートじゃないにしろ全体的にグレードダウンする。

鶴間橋から先は道もないので、一般道(R56)へ出て信号を渡る。
この先は東岸には道がないので、西岸を通る事にする。

少し行くと、厚木大山街道(R246)を渡る必要が出てくる。 平面交差なので1、これまた近くの信号まで迂回。 この辺りはのどかな風景なのだが、道の両側に柵が設置されていて、なんだか狭苦しい。 舗装も古いようで、ちょっと荒れている感じ。 走行に支障ないが、楽しさはちょっと劣るか。

すぐに東名高速だが、さすがに立体交差であった。

東名を越えると、引き続きのどかな田園風景。 この区間は整備が新しいようで、路面もしっかりしていて気持ちいい。 引き続き両側に柵があるが、これも新しい。 整備時期とは無関係に柵が設けられている事から、コレはこの自転車道のポリシーのようだ。

しばらく行くと、藤沢大和自転車道の終点(起点?)である入村橋に到着。 少し西に、小田急江ノ島線・相模鉄道の大和駅がある辺り。

川沿いの道は通行止めなので、一般道を通って相鉄線の下をくぐるガードへ迂回する。 ナナメに川から離れる道があるのでそっちへ行き、少し相鉄の脇を走るとガードがある。 幅が狭いので、クルマが待っていると自転車も待たされることに。

相鉄線を越えて再び川沿いに戻ると、そこは鹿島橋。 この区間(鹿島橋〜境橋)は、両岸共に南行きの一方通行になっている。 自転車を除くの標識はないから、境川沿いに北上する場合は川沿いを通れない。 さりとて境橋から西へ迂回しようにも、川沿いに出る道は一方通行出口なので通れない。 一本東の道が北行きの一方通行だから、そっちへ迂回するしかないだろう。 突き当たったら左折し西進すると、さっき通った相鉄のガードに出る。

さて、この辺は一般道。 川沿いであるほかは、単なる住宅街の一方通行道路といった感じ。 東岸は 鹿島橋〜境橋〜新道大橋 と南行きの一方通行だが、新道大橋から先は北行きの一方通行になっている。 西岸は境橋から南が一方通行ではないので、西岸を走るのが楽っぽい。

一方通行でややこしい区間を抜けると、再び藤沢大和自転車道。 しばらくは、サイクリングコースが続く。 時々一般道と平面交差したり、橋が掛かっている所で徐行するが、信号待ちは無い。

…かと思ったら、すぐまた一般道に。 県営いちょう団地の辺りだが、少し幅が広いものの、完全にただの道路っぽい雰囲気。 団地の住人のクルマなのか、川沿いの1車線は駐車場と化していた。 帰りに通ったら、反対側も駐車場になっていて、クルマは路駐に挟まれた狭いところをすり抜ける状態であった。 いいのか、こんなので。

もっとも、また直ぐにサイクリングロードが復活する。

こんどの区間は長いので、ようやく普通にイメージするサイクリングロードの走りが楽しめる。 相変わらず両側には柵があって、なんだかレールに乗って走っているみたい。 「ゆりかもめ」の電車にでもなった気分。

和泉川と合流する少し北:藤沢工高の裏辺りに、今田休憩所がある。 屋根のあるベンチと水道、トイレ。 ここで休んでいたら、通りがかりのひと達と話ができた。 下手に長い休憩を取ると再開が辛くなるので、適当に切り上げるのがよさそう。

少し下流に進むと、俣野橋がある。 数少ない立体交差になっている所なので、すぐに分かるだろう。 すんなり通過してしまってもいいんだが、飯田牧場に寄ってみるのも手である。 アイスクリームが美味いのでお試しあれ。

俣野橋から一般道(403号線)に入り、南西方向へ向かう。 境川を下っているなら右折、上っているなら左折だ。 で、1つめの信号を左折。 少し行くと飯田牧場がある。 店の所にしか看板がないので、全然目立たないんだけど。

サイクリングロードの方は、同じような調子で続いている。 国道1号の下をくぐり藤沢市民病院の傍を通り、御殿橋へ。 境川沿いに進めるのは、この辺までのようだ。

せっかくここ(藤沢)まで出たので、江ノ島に寄って行こうか。

以後は藤枝市街の一般道を通る事になる。 御殿橋を渡って、境川の東岸へ。 道なりに進み、適当に右折して遊行寺橋から遊行通り(R467)に出てみた。 あとは真っ直ぐ南下すれば、江ノ島に出られる。

軽く江ノ島観光をしてから、小田急江ノ島線の片瀬江ノ島駅を拝みに行ってみた。 龍宮城を思わせる駅舎がユニークですな。 境川を下る話が乗っているサイトの多くで、ここをゴールにしているの分かる気がする。

先はどうなってる?

国道一号までで途切れるサイクリングコースだが、途中の看板によると次のように計画されているようだ。

あとは国1沿いを整備すれば繋がりそうだな。

データ的なこと

せっかくだから、ちょっとデータ的なことを。

今日は MoultonAPB で出撃。 向かい風がやや強くコンディションはイマイチ。 起点を出発したのは 13時頃で、かんかん照りだったのもよろしくない。 後半は陰ったりもしたが、基本的にかなり暑かった。 そんな中をま、適当に写真を撮りながら急ぐでもなく走っていた。 GARMIN eTrex Vista の軌跡ログから、上で紹介したマイルストーンの距離と経過時間をまとめると、次のようになる。23

マイルストーン 距離経過時間
幸延寺橋 0.0km0:00
鶴間橋 3.3km0:22
大和橋 4.5km0:28
東名高速 5.4km0:32
入村橋 7.5km0:38
鹿島橋 7.9km0:41
宮久保橋 10.2km0:52
県営いちょう団地12.6km1:01
高鎌橋 14.5km1:07
今田休憩所 17.6km1:17
東西橋 21.0km1:27
御殿橋 23.5km1:35
江ノ島 29.2km2:02

だいたい 30kmを2時間で走ったから、アベレージ 15km/h ですな。
ちなみに、標高は起点が 86m、終点(江ノ島)が 1m となっていた。

写真のこと

ところで、写真を撮るのに使ったデジカメは EXILIM ZOOM EX-Z3 なので、特に GPS と連携できる訳ではない。 ただ、写真を撮った場所は記録できないが、写真のタイムスタンプを見れば撮影した時刻は分かる。 一方、時刻と位置は eTrex が記録している。 写真を撮る時には停車しているから、当該時刻に速度が0になっている所を探せば、場所は分かるという仕組みだ。

以前は、どこで撮影したかは記憶に頼っていた。 或いは、記憶をたどるのに便利そうな物をいっしょに撮影しておいたりした。 けど、今回みたいな初めて走るサイクリングロードなんかじゃ、どうにも為らなかったかも知れない。 どこも似たような風景だし。 こう言う時、GPS と連携できるカメラだと便利かなーとか思った。 カメラ付のGPSケータイとか。 それを目当てに購入を検討する事はないが、そう言うのが当たり前になるとデジカメにも GPSユニットなんてオプションが用意される日が来るかも知れない。

  1. 平面交差なので
    境川沿いのサイクリングコースは、一般道との交差はほとんと全部が平面交差になる。 立体交差なのは数えるほど。 クルマがだらだら繋がっていて、渡るに渡れない(信号のない)交差点もあった。

  2. 距離と経過時間
    値は、起点(幸延寺橋 )を0とした場合の相対値。
    休憩は 13分程度だったが、表では0、つまり通過した状態にしてある。 信号待ちなどは走行時間に含めた。

  3. マイルストーン
    飯田牧場は、帰路に寄ったので含めない。 江ノ島観光後の片瀬江ノ島も同様。

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