KOOWHO DAYBAG

2003-05-18

KOOWHOキャリアとバッグ

Moulton のオプションとして、DAY CARRIER1を追加していた。 注文時の要求は「キャリア付けて」だけだったが、DAY CARRIER と AM純正キャリア のニ択であった。 純正キャリアは大容量バッグを付けられるのだが、後方に大きく出っ張ってしまう。 「こっちの方がカッコいい」という理由で DAY CARRIER を装備する事に。

キャリアが KOOWHO なら、バッグも KOOWHO にするでしょ!!

単純極まりないが、Dynavector のサイトで紹介されている DAYBAG2を導入することにした。 以前、開発中との記事を見た事があるけれど、既に好評発売中のようだ。 例えば BICYCLE NAVI 春号では KOOWHO オリジナル商品として紹介記事があった。 てな訳で、KOOWHO へ Go!

同店の Webサイトでお店の場所を確認。 えーと、綱島街道に出て丸子橋を渡って、あとは中原街道をまっすぐ北上すればいいのか。 距離は 20km 程度、往復すれば自転車散歩にはちょうどいい。 Moulton の納車前だったので、今回は BROMPTON で出掛けた。

お店を見逃して通過してしまうのが多少心配ではあったが、心配無用であった。 つまりこの手の自転車屋さんには有りがちな事だが、常連客の自転車が店の前に止めてあるので直ぐに分かった。 ただの路上駐輪とは自転車の種類が違うから目立つんだよね。 作業してる人も居るし。
逆に、たまたま空いているとヤバイかも知れず。3

しばしお店の陳列を堪能した後スタッフに声をかけたら、永井さんであった。 落ち着きのある方ですな。 Moulton 用のバッグと言ったら、現物を手に丁寧に説明してくれた。 "自分が欲しいモノを作った"と言うだけあって、細部まで工夫が凝らされているのに感心した。

カタチは台形と言うか、要するに Moulton のシート下のスペースに納まる形。 後縁も DAY CARRIER 後端にぴたり一致。 サドルの高さが足りないのはオーナーの足が短いのが原因だが、むしろ本家AM 用なのでは?とか思ってみたりもする。 本家AM のフレームはより低重心仕様で、キャリア取付面が APB よりも低いからね。

バッグ前縁に付けられたベルトをシートチューブ・シートポストに,底のベルトをキャリアに回してマジックテープで固定する。 一見サドルにぶら下がっている様にも見えるが、サドルバッグではなく"キャリアに乗っている"。 かなりしっかり固定され、ぷらぷら遊んだり緩んだりもしない。 反面、取り外すのはチョイ面倒になってしまうのは仕方ないか。

進行方向に対し左右2気室構成で、右舷側は1辺を除いてファスナーになっていて、アジの開きよろしくガバッと開く。 地面に広げるとフタが開いた状態で安定するので、パンク修理の時なんか便利そうだ。 こちら側には細かいポケットが付いていて、空気入れ,予備チューブ,工具などを納めると具合がいい。 鍵を止めるフックもしっかり用意されている。 フタの裏には地図など薄いけど面積があるモノを入れるポケットがあり、ココにワイヤ錠を丸めて入れている。

もう1室左舷側は、普通の荷物入れ。 こちらは自転車に固定した状態で開きやすいように後ろ側にファスナーが付いている。 なるほどねー。

写真を見る限り、あまり大きくは無さそうだった。 愛用の地図(A4判)を持って行って当てがってみたところ、やはり入らなかった。 A4判が入るのは? との問いに、「要望はある」とのお答え。 検討はしているらしい。 スペースに余裕がある訳じゃないので難しそうだが、横置きにでもするのかな? 小さい地図を用意するか、1枚地図を使うのがよいでしょうとの事。 そーしますわ。

思いもよらず詳しく説明してくれたので、とても参考になった。 18,000円(税別)。

使ってみた

さて、週末なんかにその辺をウロツク時に持って行くのは

と言ったところ。 だいたいコレでピッタリ、悪く言えばギリギリ。 水分は欲しくなったら適当にコンビニで買うんだが、全部飲まなかったりごみ箱が無かったりするとこれもバッグに入れる事になるので、更にパンパンに。 素直にボトルケージを使うべきかも知れず。

ともあれ、他に荷物があれば、別途袋を用意しなければならない。 自転車を漕ぐわけだから、背負えるヤツじゃないとダメよ。 てな用途には、DAYBAG が入っていた袋を使えばいいのだ。 ナイロン地で薄いので使わないときはコンパクトに収納できるし、肩から斜めに掛けると背中の辺りに来るので具合がいい。 う〜ん、実に無駄がない設計ですな。

難点は、ヒモが肩に食い込んで痛いかもっちゅー点。
つーか、コレで一升瓶を運ぼうって方が間違ってますか。(^o^;)

基本的に、身ひとつで走り回る時の装備がスッキリ納まるといった所ですな。>DAYBAG
冒頭で触れたように積載能力よりはスタイル重視の仕様だから、荷物が多い時は最初から普通のバッグを背負って行けと。 メッセンジャーバッグなんか機能的で良さげだなー。 あまり機会は多くない気もするが、その内なんとかしたい。

DAYBAG その物は、よく考えられているし Moulton との組み合わせで使う分には最強のバッグだろう。 ギリギリとか言いつつ、今の所毎回この装備で出掛けている。 あと、デジカメはもうちっと薄いのが欲しいなぁ…とか。 おいおい、物欲が連鎖反応してるぞ。

地図

さて、DAYBAG に入れる地図として、アルプス社 ATLAS広域首都圏 を購入。 愛用の CityMapple は細かくて(1:10000)大きくて(A4判)見易いのは良いが、普段見ている範囲に限っても「東京23区」と「横浜・川崎」の2冊に分かれてしまうので携帯には向かない。 と言うかクルマ用? BROMPTON で走り回る時は A4ファイルが入る鞄だから、あまり問題じゃないんだけどね。

で、1冊で足り、かつ DAYBAG に入るのを求めて書店に入ったら、ATLAS が置いてあったと。 本の形態の中では最小、中をパラパラ見た感じでは、ちょっと荒い気もしたけど不満もなさそう。 これなら BROMPTON を電車輪行する時にも1冊持って行けば足りそうかな。

使ってみると、1ページの範囲が広いためルートを決めるのには便利なのだった。 その分ディティールは粗くなるので、特にサイクリングロードなんかは省略されがち。 まぁ、道路地図だからクルマ優先なのは仕方のない所か。 使っていないが、ProAtlas Basic の CD-ROM が付いていたので製品版を検討している向きにはいいかも。

  1. DAY CARRIER
    "KOOWHO ORIGINAL Alex Moulton APB DAY CARRIER" と言うらしい。

  2. DAYBAG
    "KOOWHO ORIGINAL Alex Moulton DAYBAG" と言うらしい。

  3. 空いているとヤバイ
    後日、何度か訪れたが、空いている時はホントに空いている(すぐに誰か来ちゃうだろうけど)。 そう言う状況だと、やっぱり気付かず通過してしまった。(^^ゞ 隣りのファミレス(バーミヤン)を目標にした方が分かり易いな。

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