2006-01-01
帰省すると、近くに荒川が流れています。 近いと言っても、取り付くにはけっこうな距離を走る必要がありますけど。 10km くらい? ま、普段が多摩川だったりすると、漠然と「荒川を走ってみたいなぁ」といった希望があるのです。 以前に下流は走ったので、2006年元旦は上流を目指してみました。 自転車は Brompton。 帰省の時にも、輪行して持ってこられるので便利ですね。
けど、荒川に取り付く道が分かりません。 びん沼の辺りでウロウロして、どうにか土手に上がれました。 びん沼は「びん沼川」と言い、たぶん昔のうねって流れていた頃の荒川の名残です。 いつ来ても、釣り人が集まって何か釣っています。 子どもの時分にザリガニを採りに来た思い出があります。
ともあれ、土手の上を走って川越線の踏み切りを越えます。 さらに道なりにまっすぐ行くと、上江橋の途中から自転車道が現れました。 実は道があるか/ないかも分からないまま走っていたのですが、ちょうどロードレーサーの人が自転車道に入る所だったので付いて行ったわけです。 ここまで来れば、あとは上流に向けてひたすらまっすぐ行くだけです。 入間大橋までの間は、右に荒川、左に入間川に挟まれた土手の上を走ります。 2つの川は、上江橋のすぐ下流で合流するのです。 土手の上なのに、左右両方が河川敷。 なんかヘンな感じです。
道なりに走っていると、そのうち、知らない所に連れて行かれます。 GARMIN の地図を見ても、「ここどこ?」状態。 だいたいの方面は分かっていますが、東上線で言うとどの辺りなのかすら見当も付きません。 仕方ないので、自転車道に沿ってまっすぐ行きます。 道の具合は相変わらずで、単調な風景が続きます。 開放感はありますが、あまり面白い風景ではありませんね。
汗をかくと冷えてしまうので、20km/h 前後でゆっくり、一定のペース走ります。 それでも汗をかきますし、末端(つま先や指先)はけっこう冷えます。 やっぱり冬に走るのには向いていないのでしょう。 ロードの人が2〜3人抜いていった他、数人とすれ違いました。 けど、全部でそんなモンです。 真冬にこんな所に来る人は少ないようです。
大芦橋の手前に、連続アーチの水道橋があります。 この辺りで、日没。 暗くなると面倒なので、ちょっとペースを上げて走ります。 大芦橋から一般道に入り標識にしたがって進むと、最後は武蔵丘陵森林公園に達します。 それもそのはず、ここまで走ってきた道は「さいたま武蔵丘陵森林公園自転車道」と言うのです。
森林公園はお休みでしたが、入口のところで記念写真(到達記念?)を撮影。
さて、帰宅しましょうか。 とりあえず、標識に従って東上線の森林公園駅へ向かいます。 これまた道が分からないけど、案内は多いし緑道が整備されているので迷う事もなく駅に到着できました。 緑道は車道に対して右側通行になるのですが、夜間はクルマのヘッドライトが眩しくて前がよく見えません。 かなり危険な感じです。 あまり走りたくない環境です。
駅の階段前で Brompton をたたんで、東上線で輪行して帰還しました。
知識としては、森林公園に行けそうだとは思っていました。 ただ、今日、森林公園まで到達するとは思っていませんでしたが。 そもそも1本道なのと、要所要所に案内の標識が設置されており、割と走り易い感じではあります。 路面は舗装が粗くなっている箇所が多くあり、Brompton では不快な区間もありました。 暖くなったら、或いは Moulton なら気持ちよく走れそうな気はします。
全体に弱い向かい風で、寒さもあり、けっこう消耗しました。 出発が遅かったと言うのも問題です。 そもそも、午後になってから近所の神社に年始参りに出かけた筈だったのです。 それがちょっと足をのばしている間に、いつの間にやら森林公園まで…。 無計画な行動のツケですが、楽しかったから良しとしましょうか。
森林公園の園内には、一周 17km のサイクリングコースが設けられています。 こちらも機会があれば走ってみたいものです。 入園料は 400円(一般・大人)。 輪行して行き、園内を2周ばかり回って荒川で帰れば、ちょっとした距離のサイクリングになりそうです。 自分の体力じゃ、帰宅したらヘロヘロ1でしょうけど。
今日の走行距離は 50km くらい(荒川に取り付いてからは 37km くらい)。
森林公園まで輪行して海まで走る、逆に新木場まで輪行して森林公園を目指す2ってのも有りかも知れません。