2005-09-06
今は落ち着いているのですが、昨冬あたりから PC 起動時に画面がゆらゆら揺れている事が目立ちます。 今にして思えば、チップが冷え切っていると再現性が高いような気も。 しばらく経ってから(グラフィックの)再起動で復活しますし、夏場に問題ないのも頷けます。 て事は、冬になったら再発すると?
こんな事があると、替えのグラフィックカードが欲しいなと思うのです。 別に最新でなくてもいいから。 とにかくファンレス、Dual出力可能な AGPバス用のを。 でも、なかなか無いのよね>ファンレス。 バスも PCI Express への移行が進んでいて、AGP 終焉の気配をひしひしと感じます。 買うなら今です。
そんな折、Impress PC Watch に、こんな記事がありました。
カノープス、2年ぶりのNVIDIA GPU搭載カード (Impress PC Watch)
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2005/0714/canopus.htm
いいな、コレ。 ファンレスで AGP で、コネクタが2つ有るのでたぶん Dual monitor も大丈夫でしょう。 たぶん AGP のグラフィックカードを買うのはこれが最後です。 また、次に買う PC では AGP スロットは装備していないと思うので、今の PC と運命を供にする事になります。 まぁ、自分としては「安い」と思える価格なので、どっちでも構わないのですが。
てな事で、買い出しに秋葉原へGo!
秋葉原に出向き、希望通り Canopus の MTVGA6200A を購入できました。 購入は 2005-08中旬。 T-ZONE DIY SHOP だったのですが、「ファンレス」ってコーナーが設けられていたので、割と需要のあるジャンルなのかも知れませんね。
GPU は nVIDIA GeForce 6200 なんですが、コレがどんな物なのかは分かりません。(^^; ボードの値段は 13,800円でしたから、まぁ廉価な奴なんでしょう。
上記のとおり、ファンレス仕様という点が重要です。 どんなに高性能でも、空冷ファンの騒音が大きいものは却下です。 今使っているのは Matrox Millenium G450 DH と ATI RADEON VE ですが、いずれもファンレス+Dual構成。 当時はそれなりに拘って選びました。 これらの後継なら、やっぱりファンレスでないと。
ファンレスになる分、パフォーマンスはそんなに期待できません。
名前からして、GPU 自身のグレードも低そうですし。
けど、3Dの速さはそんなに求めてないので問題ないでしょう。
3Dぐりぐりのゲームはやらないし、今の PC で Longhorn もとい Windows VISTA を走らせようなんて思っていませんから。
当面必要なのは、2D とビデオアクセラレーションですね。 この辺りはもはや飽和状態で、どのベンダのどのチップでも満足の行くレベルになっている(筈です)。 Canopus としては同社のキャプチャーカードと組み合わせて使って欲しいだろうから、ビデオアクセラレーションについては満足できるんじゃないかと期待がもてます。
MTVGA6200A のインストールは至極簡単、普通の手順でした。
取説によると、アナログ出力を使う場合は D-Subコネクタとカード本体をフラットケーブルで接続する必要が有り、この為に隣接する PCI スロットに干渉するとのこと。 取り付けようとしている VALUESTAR G TX では PCI スロットはサブボードになっているので、全く問題ありませんでした。 2スロットを消費するカードでも全然OKな勢いです。
ディスプレイ端子はアナログ D-Sub と DVI-I。 DVI側は D-Sub への変換コネクタが付属するので D-Sub×2でも運用可能となっています。 今回は LCD を使うので、DVI側は DVI-D で接続する事にしました。
ドライバやユーティリティのインストールも、付属の CD-ROM から Setup を動かせばやってくれます。 FEATHER や Nero といったユーティリティが勝手にインストールされてしまいました。 インストールするか聞いてくれても良さそうなモンなんですが。 せめて、ドライバとユーティリティのインストールはフェーズを分けて欲しいものです。
Dualディスプレイの設定は、初回起動時に起動するディスプレイウィザードで簡単設定。 2つのディスプレイを1つのデスクトップを作成する「スパン」を選んで、1600×1200×32bit×2枚 の構成が可能です。 ただしリフレッシュレートは 60Hz のみ。 手持ちのカードと比べると数世代進んでいますが、この辺り(RAMDAC の周波数)はあまり変わっていないようですね。
以上簡単な作業で問題なく動作する様になりました。
お手軽アップグレード。(^^;
MTVGA6200A に不満があるわけじゃないけど、ひとつ困った事があります。
DVI接続した側のディスプレイが、やたら明るくなってしまいました。
白が白く表示されてキレイなんですが、なんだか眩しい。
NVIDIA GeForce 6200 のプロパティに画面の明るさを調整する項目があって、スライダを動かすと明るくなったり暗くなったりします。 けど、これはアナログ接続側にしか適用されないみたい。 他の調整項目(コントラスト、ガンマ、鮮鋭化)も同様です。 つまり、デジタル接続はベストな状態だから調整不要って事なのかな。
ならばとディスプレイ側での調整を試みます。 輝度とコントラストを調整すれば、何とかなるでしょう。 しかし。 デジタル側は輝度調整のみ可能で、他はいじれないのでした…。 どうあっても調整させたくないようです。
諦めて輝度だけ最低に。 Dual 構成なので、アナログ側も似たような感じに揃えないとバランスが取れません。 仕方ないので、アナログ側を明るく設定し直します。 何だかなぁ。 はっきりくっきりした絵にはなったけど、ちょっと目が疲れそうな明るさです。
テレパソみたいに、TVの映りを重視したものなんでしょうか。 或いは単に部屋の照明が薄暗くて眩しく感じるだけかも知れません。 ともあれ、変換アダプタでアナログ接続にする事も視野に入れつつ、しばらくはこの構成で行ってみましょうか。