境川ポタ

2004-04-25

境川を走ってみよう

少し前に浜名湖を走ろうと誘ってもらったんだけど、できれば行きたかったんだけど、仕事の都合で行けない…という事があった。 仕方ないから、「暖かくなったらまた。」みたいな話をしていた。 それからひと月。 4月に入ってヤケに暖かいので、今度はこっちから誘ってみた。 お相手はわけぽんさん。 実は仕事が忙しいとの事だが、快く受けていただいた。

別にこれと言った目的がある訳ではないのだが、春になったら境川を下ってみようという思いはあった。 今回は、境川沿いを下って江の島に至るルート。 「かながわチャリンコ道案内」(神奈川新聞社)と言う本に紹介されているコースのうち、最も東側に位置するものだ。 相模原の米軍キャンプ裏辺りから上流は川沿いの道が未舗装なので、舗装してある所から下流を走る事にした。

アバウトな計画は──

 新横浜→相模原    (横浜線)
 相模原→江の島    (境川沿いに自転車)
 江の島→鎌倉      (海岸沿いに自転車または江ノ電)
 鎌倉  →横浜・川崎(横須賀線)

江ノ電とか湘南モノレールに乗ってみたい気もするので、疲れ具合によっては海に出てからの輪行もアリ。 江ノ電では鎌倉に、湘南モノレールでは大船に出て、各々横須賀線に接続できる。 夕飯時であれば横浜で食事,食べないのであれば適当に近い所まで輪行して帰還と。 まぁ横浜から先はどうとでもなるな。

境川沿いを走る

参加者は2名、最寄り駅は JR横浜線 の新横浜と鴨居。 集合場所は新横浜、国際サッカー場近くの公園としてみた。 出発地点に近い所に集まるのが普通なのだろうけど、どうせ横浜線で輪行だし。 駅のホームでもいいかと思ったりしたが、とりあえず自転車を組み立てて置けるところの方がいいかなと。

自分の場合、6〜7km しか離れていないので鶴見川サイクリングコースを自走して集合場所に向かう。 朝10時、人も少なくて待合せ場所としてはナイスだった。 BROMPTON をベンチの脇に停め、適当に時間をつぶしながら待つ。 時間ちょうどにわけぽんさん登場。 初対面ではあるが、互いの BROMPTON が目印になるので分かり易い。 便利だ。

軽く挨拶を交して、早速、JR横浜線・新横浜駅に向かう。
まずは JR横浜線・淵野辺駅まで輪行だ。

淵野辺駅に到着したら、バスターミナルで自転車を組み立てる。 駅前から真っ直ぐ伸びる道を暫く行くと、境川に出る。 ここからはサイクリングコースになっているので、川の左岸を走っていく。 ペースが分からないので、まずは適当に 20km/h超くらいで走ってみたら「少し速い」とのこと。 そうか、ゆっくり走っていいのか。 と言うことで、以後は気を抜いてのんびりペースで走る。

休憩所や公園を見つけて時々休みながら、境川を下る。 特にお尻の休憩は重要。 BROMPTON はほとんどママチャリと同じ姿勢なので、お尻が痛くなってくるのだ。 立ち話しつつ水分補給も重要ですな。 わけぽんさんは、時々止まっては写真を撮っている。 見せてもらったら、割としょーもない物をスナップ的に撮っているのだが、後から見ると色々思い出せて面白いものだ。 自分だと絶対に気に留めないような物を撮っていたりして、かなり新鮮。 デジカメ、もっと使ってあげてもいいな、とか思った。

朝はそうでもなかったのだが、次第に向かい風が強くなってきて後半はヘロヘロになっていた気がする。 時折ロードレーサーな人や Birdy な人が凄い勢いで抜いていくのだが、向かい風は大丈夫なんですかい!?と問いたい。 楽勝なんじゃなくて、頑張っているんだろうけどね。

そんなこんなで藤沢市街に到着。 途中から境川沿いに走る道はなくなって、東海道線を越える所で立ち往生。 結局、ぐるっと迂回して国道467号まで戻ったけれど、間もなく行き止まり。 と言うか、階段のある未舗装な通路になっていて、もう自転車で走るのは無理っぽいと。 ともかく江の島を拝もう!と言うことで、素直に国道467号を通って片瀬東浜の交差点に出た。

さて、何はともあれ飯を喰わねば。 もう2時半だよ。 小田急・片瀬江ノ島駅から国道134号に出てしばらく行くと、右手に「磯料理 竹波」が見えてくる。 「かながわチャリンコ道案内」で紹介されている店で、わけぽんさんは「ここで食べよう」と決めていたとの事。 当然、考えのない自分も付いていく。 いろいろ美味そうなメニューが並んでいるが、まぐろ丼と生しらすを食す。 う〜ん美味い。 ファミレスのまぐろ丼とは大違い(←比べること自体がお店に失礼か)。 生しらすも美味いな。 何年振りだろ。

腹が落ち着いたところで、江の島に渡って観光。 江ノ島弁天橋(歩行者・自転車道)は人で溢れていたので、史跡の案内板があるところに自転車を停めて歩いて渡る。 あー、ここでも"生しらす"を売ってますな。 安いよ。 お土産に買って帰ろうかな。 自転車で運ぶのは無理があるだろ。 みたいな会話をしながら散策。 いか徳利なら大丈夫そうなので購入。 でも、熱燗の季節は遠いよ…。 展望台には上ってみたかったけど、植物園の入場料まで払うのはしゃくなのでパス。 とかやりつつ、何となく東側の山を一周して戻った。

さて帰りますか。 江の島観光でお尻も休憩できたので、JR横須賀線・鎌倉駅まで走ることにする。 横風〜追風で、コンディションは悪くなかった。 国道134号を海岸沿いに東進し、滑川の交差点から県道21号(若宮大路)へ。 無事、鎌倉駅に到着した。 一応観光地から東京に戻る方向だし、適度に夕方なので混雑を予想していたけど、やって来た電車はガラガラに空いていた。 ホームも空いていた。 拍子抜けしたが、空いているに越したことはないな。

横浜で降りて、わけぽんさんの案内で「一鶴」へ向かう。 元々は四国のお店らしいのだが、横浜にも店を出しているのだ。 ビックカメラの向い、ヨドバシカメラの隣りのビルの6階。 とりあえず生ビール。 お疲れさまでした〜。 うまいっ。 数少ない「大人になってヨカッタ」と思える瞬間ですな。 で、おやどり,とりめし,小鉢を幾つかを食す。 辛くて美味かった。 また食べたいな。

食後は隣りのヨドバシカメラに寄って、二人でデジカメを見る。 あーだこーだ言いつつデジカメコーナーをウロウロして、わけぽんさんはミニ三脚を購入。 現地解散で、自分は自走して帰った。

一緒に走ったのは 50km くらい。
自分の場合は、その前後を入れて 71.4km となっていた。

BROMPTONの走る姿

ところで、自分で BROMPTON に乗っていると、BROMPTON が走る姿ってのはあまり見ないものだ。 それほど珍しい自転車でもないので、週末にチョロチョロ走っているだけでも時々出会う事はある。 たいていはすれ違いなので、「おっ、BROMPTON だ」と思った次の瞬間には視界の外である。 だから、BROMPTON を連ねて走っていると、BROMPTON の走る姿をゆっくりと拝める、珍しい状態が続く。 これは新鮮だった。

前を走るわけぽんさんを追っかけていた時に、「あぁ BROMPTONって小径。」とか思った。 何を今更と言う指摘が聞こえてきそうだが、普段自分が見ているのは「人が乗っていない」BROMPTON なのだ。 単体で、しかも横から見ると、案外大きく見える。 けど、前を走る BROMPTON は、ホントに小さく見えた。

これでスピードは軽快車より出るんだよなぁ。 信号待ちなんかでは軽いギヤに変速しておくので、スタートダッシュは特に速く見えるかも知れん。 軽快車のオジサンや MTB の子供に勝負を挑まれる事があるのだが、「負けて悔しい」と思わせる要素があるのかも。 「オレの方が車輪が大きいから速いはず」とか思うのだろうか。

念の為言っときますけど、勝負を挑まれても受けませんからねっ。

Copyright© 1998-2006 Hira