ポタろぐ

2013-07-15

軌跡ログ

轍(Wadachi)について

轍(Wadachi)は、カシミール3D で出力した位置情報から Google Maps API を利用して地図上にマークする Webページを自動生成するツールです。

私は自転車で散歩する時、GARMIN eTrex と言うハンディGPS を持っていき、走行した軌跡を採取しています。 本来の目的はサイクルコンピュータ(速度計、距離計)の代用であって、軌跡ログは副産物です。 しかし、地図上で自分の走った軌跡が見られると言うのは、とても楽しい事です。

帰宅すると eTrex を PC に接続して、軌跡情報を吸い上げます。 PC 側のツールは カシミール3D。 Windows では定番中の定番のソフトウェアです。 カシミール3D の活用本を購入し、付属の地図データに GPS の軌跡ログを表示させています。 地図としては、国土地理院のウォッちずと同程度のデータです。

この地図に限りませんが、地図は著作物であり、地図画像を無断で Web上で使用する事はライセンス上許されていません。 可能性があるとすれば「引用」ですが、軌跡を書込む(=加工する)ため、私は引用には当たらないのではないかと思っています。 つまり、自分の PC では軌跡ログを地図上に表示できても、それを Web上で公開する事はできないのです。 (地図を使わない軌跡ログだけであれば問題なし)

その点、Google MapsAPI が公開されており、この様な用途に使用する事ができます。 地図を閲覧する人の立場からも、Ajax によるスムーズなスクロールや倍率変更、地図/航空写真の切替など Google Maps で利用可能な機能が使えると言う利点があります。 Google のサービスに依存するため、Google がサービスを停止すればそれまででもありますが。

上記のとおり API は一般に公開されているので、一般の人が位置情報を用いたサービスを開発する事ができます。 とは言え、JavaScript の知識が不可欠であり、現実にはなかなか難しいものです。

轍 は、その辺りを自動的に処理して、Google Maps を使用した Webページを生成してくれます。 ウェイポイントを指定すれば、そこに写真を貼ったり説明文を入れたりする事も容易です。 位置情報の加工は全て カシミール3D 上で行いますので、Google Maps を利用するからと言って特に学ぶ事もありません。 いつも通り作業すればよいのです。

素晴らしいソフトウェアを開発・提供している windy 氏に感謝します。

"ポタろぐ"について

ここでは、私が実際に走った軌跡ログを記録として掲載してみます。

多摩川の登戸(多摩水道橋)と二子玉川(二子橋)のどちらかを通ることが多いので、そこを起点/終点としています。 本当の起点/終点(自宅)はその間という事になりますが、伏せておきます。 探るような事はしないでね。(^_^)

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