二ヶ領用水

2007-05-26

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ぽた日記

非常に有名な「デイリーポータルZ」で、久地円筒分水に至る二ヶ領用水沿いを歩いた記事が掲載されました。 実は思いっ切り地元なので、さっそく自転車で行ってみる事にしました。

久地円筒分水では、六ヶ村堀,久地堀,根方堀,川崎堀に分水します。 このうち、一番分水比が大きく、長く続くのは川崎堀です。 最後は多摩川に注ぐと思われますが、行ける所まで行ってみよう──と言うポタです。

地図で川崎堀を追うと、JR南武線・鹿島田か(または JR横須賀線・新川崎)の辺りまでは川が見えます。 その傍には浄水場がありますが、まさかソコで終わりと言う事もないでしょう。 元々は農業用水、きっと多摩川に戻っています。 航空写真を見ると古市場の辺りに不自然な緑が繋がっているのが見えますが、続きはコレでしょうか?

円筒分水の下流 -川崎堀-

まずは久地円筒分水へ。 記事と地図で予習して、あとは用水沿いに行けば迷わず到達できます。 観光客と思しきカップルがいて、案内の看板を熱心に見ながら話をしています。 いつもの散歩道で休憩しているお年寄りなんかとは明らかに挙動が違います。 デイリーポータルZ の影響力は凄いなぁ。(自分もそのひとりですが (^^;

ここから、一番分水量の多い川崎堀を行きます。

走り始めて直ぐに、「あ、来たことある」と気付きました。 この辺を点々と転居していたので、比較的通った事のある道なのでした。 お、川がある。走ってみよ~。みたいな感じでウロウロしていたに違いありません。 新入社員の頃から、行動に進歩が見られません。 ただ、記憶では時期がバラバラです。通して走るのは今回が初めてですね。

だいたい川沿いの両側に道があるのですが、ナゼか一方通行が多く両岸をあっち行ったりこっち来たり。 ジモティーの軽快車は守っちゃいませんが…。 まぁそれでも調子よく進みます。

しかし調子いいのは東横線を過ぎる辺りまで。 横須賀線と南武線を越える所で川沿いの道は行き止まりになります。 ぐるっと迂回しすると、川を見失うし。 暗渠になっていて見えないのです。

GARMIN の地図を見ると何やら河川があるので、見えない川沿いを行きます。 暗渠だから、もはや川沿いではなく普通の道。 ツマラナイので引き返そうか…などと思いながら進みます。 次に水面を見たのは、多摩川に合流する水門でした。 やはり多摩川に注いでいました。 場所は古市場の少し下流側、予想と少し違いました。

その後、多摩川の土手上を走ります。 多摩川大橋から下流の右岸は未舗装なので、いつもは敬遠している所。 国道1号から来た道を戻り、久地円筒分水に戻ります。

円筒分水の上流 -宿河原線-

円筒分水からは、宿河原まで二ヶ領用水沿いを走ります。 JR南武線・久地駅のわきに、宿河原線と上河原線の合流点があります。ここを右へ、宿河原を目指します。 東名高速から宿河原の辺りは親水護岸工事が行われ、いい雰囲気に整備されていました。 途中、右岸には川崎市緑化センターがあり通り抜けられませんので(自転車進入禁止)、左岸を行くのがいいでしょう。

用水沿いに進むと、宿河原堰の取水口に出ます。 二ヶ領せせらぎ館には公衆トイレがあるので、ここで一休みする手もあるでしょう。

円筒分水の上流 -上河原線-

多摩川に出たので、このまま中野島を目指します。 多摩川右岸のサイクリングコースを遡上して行くと、サイクリングコースの途絶える所に上河原堰があります。 道路を渡ると、すぐに水門があります。 少し行くと三沢川と立体交差していますが、見て面白い物でもありませんでした。

三沢川を越えた所からはは親水護岸工事が行われていて、市民の憩いの場として整備されています。 護岸なので公園って程じゃないけど、緑豊かでなかなか。 所々に河原に下りられたり散策路が設けられたりしたいました。

府中街道に沿う辺りから川沿いに道がなくなり、小田急の線路で通行止め。 向ヶ丘遊園駅の踏切を渡ってダイエーの辺りから再び水路沿い。 とは言え、本当にツマラナイ。 加えて歩道もないので、徒歩で府中街道を行くのは危険です。 それほど交通量も多くはないので構わず行くと、東名高速をくぐり久地駅の手前で本線と合流。 先ほど、宿河原へ向かった道に出ました。 これで、二ヶ領用水の主だった堀は制覇した──かな?

オマケ

適当に多摩サイに出て、府中辺りまで行って戻って来ました。

本日の走行距離

本日の走行 84km。
二ヶ領用水沿いは概ね制覇できた気分。

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