2006-09-23
よく行く羽村取水堰。 地図を眺めていると、羽村の東に横田基地、更に多摩湖(村山貯水池)があります。 また、多摩湖から小金井を抜けるまーっすぐな自転車道があるのが分かります。 この真っ直ぐな道と、多摩湖を周回する道を合わせて「多摩湖自転車道(保谷狭山自然公園自転車道線)」と言うようです。
どんな道なのでしょうか。 ちょっと走ってみようと思い立ちます。
まずは、いつも通り多摩川サイクリングコースを通って羽村取水堰へ向かいます。 少し風が強いのは、台風14号(小笠原の辺りを通過中)の影響でしょうか。 でも北東の風だから向きが合いませんね。 単なる季節風かも知れません。 もう秋ですから。 多摩川の土手では、あちらこちらで彼岸花が咲いているのを見ました。 風も冷たくなってきて、もう大汗をかかずに済みます。 汗を掻いた体には、ちょっと風が冷たいですね。
羽村取水堰はいつもと変わらず。 幾人かのサイクリストが休憩していました。
少し休憩の後、羽村を出発します。 ここからは GARMIN eTrex に設定したルートでナビしながら多摩湖へ向かいます。 ま、概ね横田基地の北を迂回して青梅街道に乗って道なりに真っ直ぐ、で済んでしまうのですが。 羽村から JR を渡るまで、道が分からず少々迷いました。
「多摩湖方面」の標識があるので、これと言って迷う事もなく多摩湖自転車道に入ります。 全体に上り基調ですが、アップダウンが多く上りばかりと言う訳でもありません。 勾配は緩く、殆どの区間はインナーはおろかリヤも半分より重いギヤで走れます。 コーナーの多い狭い道で 20数km/h が出るので、なかなか楽しい道です。 しかし舗装は荒れていて、かなり振動が来ます。
基本的に一本道ですが、途中で迷う所がありました。 多摩湖を東西に分ける堤防の両端です。 自動車や歩行者は渡れるみたいですが、堤防の上には自転車道はありません。 素直にぐるーっと回るのが良いようです。 その証拠に、自転車道には一般道を立体交差する陸橋が設置されていますから。 それを知らないと、迷うわけです。
なお、多摩湖を一周しているにも拘わらず、湖面を見ることは出来ません。 湖面まではかなりの距離があり、その間は樹木の茂った森です。 見えるのは森ばかり。 「森林公園の中の道」と言われると、信じてしまいそうな勢いです。 例の道に迷いそうな陸橋の上から、辛うじて湖面を見ることができました。
西武ドーム、西武ゆうえんちのジェットコースターが見ると、自転車道の終点です。 狭山自然公園は工事中で立ち入れず、ここでも湖面は見られませんでした。
西武多摩湖線の武蔵大和駅の高架をくぐって信号を渡ると、多摩湖自転車道の平地部分があります。 と言うか、1本道で続いている道に途中から入っていたわけですが。 ともあれ、まっすぐ武蔵境駅付近まで行くことができます。 道は中央線が引かれ、左側通行の表示があります。 この区間は舗装改良工事も行われているようで、舗装が荒れている事はありません。
一般道と平面交差している箇所では、毎度毎度、車止めがあります。 これが 100m おきかと思うくらいに頻繁に出現し、イライラします。 しかし、ナゼか車止めを迂回する所も舗装されていたりします。 これでは原付などは入り放題です。 クルマの侵入を止めるのなら、中央に1本あれば十分。 あんなに走りにくくする必要はないでしょう。 (きっと、自転車が一般道に飛び出すのを防止する目的なのでしょう)
走ったのは土曜の夕方ですが、人通りが非常に多く、走りづらいです。 さすがに多摩湖付近は空いていますが、小金井の辺りは、横に広がる者・後方確認せずに進路変更する者・右側通行する者など、無法地帯です。 一般道を渡る待ち集団に捕まったり、何かしらスムーズに走る事を阻害する要因があります。 サイクリングには向いていない道だと思いました。
多摩湖自転車道の起点を過ぎ、境浄水場の所から JR中央線を渡り、三鷹市・調布市をまっすぐ南下します。 多摩川原橋に出るので、ここから多摩川サイクリングコースへ。
後から地図を見ると、道なりにまっすぐ(青梅街道を)行くと、吉祥寺の GOÛTワタナベ の前を通ります。 そのまま環八まで出て戻る手もあったかなぁ、なんて思わなくもありません。 けど、サイクリングコースは一般道(の車道)よりも気楽に走れますし、慣れた道だとあとどのくらいで到着するのかが分かります。 これでヨカッタのだ、と言う事にしておきましょう。
走行距離 93.2km