沖縄・八重山Tour Again その3 社交街とパーラー






4/24〜27/1998 社交街とパーラー

# 2-15
さて,沖縄本島をうろうろしていると,「社交街」という看板がちょこちょこと目に付くのでは ないかと思います。たぶん飲み屋街だと思うのですが,なかなか洒落たネーミングですね。
那覇で,目に止まったのは「桜坂社交街」。国際通りからの入口は寂れていましたが,壷屋の方向に 向かってかなりの規模で続いていて,かなり実力がありそうです。
規模や雰囲気では,コザの「中の町社交街」のほうが大きくて,ここには民謡居酒屋,ディスコなども 含めて,夜はとても繁盛しそうな感じです。

# 2-16
社交街は,郡部や小さな集落にも存在しており,その数の多さは人口の比からすると日本一なのではないかと 思えます。しかも,夜はとても遅いようですし・・・(^_^;)
話によると,沖縄の人は仕事が終わったら一度家に帰って食事をして,それから社交街に出かけるという ことで,飲み始めるのが本土より遅い時間になるそうです。
車社会で終電がないので,12時頃になったら切り上げるという理由はなく,のり出したら朝まで飲むというのが 沖縄の常識のようです(^_^;)

# 2-17
そんな社交街を支えるのは,ネーネーさん(おねえさん,おばちゃんetc.)ということで,「沖縄の女性はよく働く」というのは, 社交街の様子からも伺えるところです(^_^;)
そんな稼ぎもあって,経済的にも自立している沖縄の女性の立場は,他の県に比べてかなり強いらしくて, 沖縄の離婚率は全国ーという話。男も飲んだくれてばかりいると,えらいめにあうようですね(^_^;)
私は,宜野湾の大謝名(Ohjana)で山羊の刺身を食べた(4/25)のと,コザの民謡居酒屋に行った(4/26)だけだったのですが, まあ,4泊の旅としてはよく足を運んだものだという気がします(^_^;)

# 2-18
あと,バイクを走らせていて特徴的だったのが,あちこちに小さなお店があって,主に「パーラー」と呼ばれているようですね。ここではアイスクリームやら,ジュースやら,軽食やらを売っています。
街角の交差点にさりげなくあるものから,景色のよいところにででんと構えているものまでいろいろ ありましたが,気楽に利用できそうな雰囲気が共通していました。
何でもパーラーって,もともとは屋台のような移動可能な店舗のことを言ったそうですが,しっかり根を張っているものもあります。
社交街とともに,沖縄の文化の一翼を担っていることは間違いなさそうです(^_^;)


# 2-19
大謝名で山羊料理のお店は,ネーネーズのライブが捌けた午前12時半頃に入りました。
当初の目論見の山羊汁はなくて,山羊の刺身と泡盛で通したのですが,山羊の刺身は淡白な味でしたね。
カラオケではネーネーズの「黄金の花」を歌って,支払いが1,600円というから,全然高くはないのですが,ローカルなお店にひとりで行くにはちょっと根性がいります。お店では,津嘉山さんという基地の記事のライターをしているという地元のかたと,お話をしていました。
津嘉山さんは,プレスリーだったかな,洋楽のカラオケも一曲歌ったのですが,まわりの 地元の人は,「銀恋」とか,演歌ばかり歌っていたりで,妙に日本に居ることを感じたひとときなのでした(^_^;)






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