僕らの付き合いは長いもので、もう約６年近くになる。知り合ったきっかけはとある掲示板であり、そこからメール交換等で意気投合し、交流を続け、現在に至っている。しかし、これだけ長期に渡る交流にも関わらずタイミングや距離的な問題など諸々の事情により未だ現実世界にての全員会合は一度たりとて無く、限りなく文字だけの交流に近いが、ここまで来たら逆に気軽に会うのはもったいなくもあり、お楽しみは最後の最後まで取っておこうと、今ではそんな暗黙の了解にて付き合っている。

　このページの企画の発端は大山氏によるものである。当時、僕らの間でランディ女史のメルマガに関する話がときおり出てきており、その際によく、ファンサイトのように情報が集約されたページはないものかとぼやいていたところに「無いなら、俺たちで創らない？」と、氏から企画を持ちかけられたのが全ての始まりだった。あのときの衝撃は今でも忘れることができない。そう、検索エンジン等で目的のページを探し、見つからずに諦めるということはあっても、無いのであれば自らで創れば良い、とういクリエイティブな発想が自分には浮かんでこなかったからだ。何か、恥ずかしさとよくわからない感情によりテンションは一気に高揚し、よし！やってやろうじゃないか！と、僕らは走り出したのであった。

　僕らは組織でも企業でも何でも無く、ネットを発端とした単なる友人同士によるクリエイティブ・ユニットであるが、こうしてチームとしてWEBサイトを持つに至ったからには何か名前が必要だろうということで「GTCA（ガタカ）」と命名した。名の意味？それは今後、何らかのルートにて明らかになって行くであろう。期待しててほしい。なんつって。命名はやはり大山氏である。

　GTCAプロデュースのサイトはもうひとつあり、その名をRomantic Brain（Internet Archiveによる復刻版：只今移転作業中）という。まだまだ始動段階ではあるが、このサイトの前身となる井村宏次宴のログやコラムなどもあり、十分に楽しめるものとなっているので、興味のある方は是非訪問してほしい。

　トップページにある「PAXINTRANTIBVS　SALVSEXEVNTIBVS」という単語はラテン語で、邦訳は「歩み入る者に、やすらぎを。去り行く人に、しあわせを。」となる。その昔、ローテンブルクの領主が宿を求めて領内に入った旅人たちに「どうぞ、ここでゆっくりとお休みください」という想いと、旅立ってゆく人々の旅程の無事を祈って城壁に刻んだという古事にちなんで、ネットを旅する人々の憩いの場になればとの願いから記載してみた。いや、転載というべきか。詳しくはこちらのサイトを参考されたし。

　僕らのキーワードは「仲間」そして「地球」。時を同じく、共に歩み行くことができれば幸いである。