Virus(ウイルス)(1997年、ハドソン)

古いネタで申しわけない。


さてさて無茶苦茶久々の更新でございます当コーナー、しかもソフトは今さら感タップリのSSソフト
「Virus」でございます。ちなみにジャンルは
「ハイブリッドアドベンチャー」、かなり期待
(不安に)させてくれるジャンルです。ちなみにアニメ化もされてたので名前は知っている方も多い
のではないでしょうか?
まぁ全くの別物になってはいましたが。
世界観としては
○時は未来、人々は電脳世界をもう一つの現実として暮らしていた、だがそこに世界征服を企む
  科学者が現れる。がんばれ主人公!
ってな感じなんですがストーリーはそんなに悪くないと思います。仲間の敵討ちのために事件を追
う主人公が事件の真相に近づくにつれ…。といった感じの古典的ですが王道ストーリーです。
つまりそれ以外がダメダメ。
なんつーか仮想現実というかサイバースペースというかを表現したいのは分かるんですが
無意味
にイスが浮いてたり
とかされても困ります。しかも海岸で。
なんというか
「それはサイバーじゃねぇよ」
とか誰も突っ込まなかったんでしょうか?B級テイストを出したかったというなら分からないでもない
ですが他はやけにハードボイルドっぽくしてたりしているのでかみ合ってなさすぎです。
さらに電脳空間っぽさを出そうとする演出は続きます。この空間はいくつかのスペースに分かれて
いまして(ファンタジーっぽい世界やSFっぽい世界など)それを表現するためにミニゲームが用意
されています。各スペースに入るためにはそのミニゲームをクリアしなければ入る事ができないの
です。
例えそれが緊急時であってもです。
人命がかかっていようが犯人を追っていようがミニゲームです。

公権力で無視とかしたいところですが許されません、恐ろしいシステムです。
ってか解き方同じ
なんで本気で飽きます。

次に問題なのが戦闘パートです。
3Dダンジョンを進む形式で探索、敵とエンカウントすると戦闘。という形なのですがこのゲーム、
素早さゲージのようなものがあり、それが0になると行動というシステムになっています。つまりどう
いう事かといいますとゲーム序盤は完全に順繰りに行動順が回るという事です。これにより
出会ったら100%全滅という組み合わせが発生するのです。
従って最初は
「このパーティーには勝てない」を学ばなくてはならないのです。
さらに問題なのがボス戦闘。このゲームでのボス戦闘は「ボスが画面一杯に描かれていて、その
体の弱点をクリックして攻撃」という形になっています。
が。
「弱点というのが3,4箇所ある内ランダムでどれか」
であり
「しかも一定時間で弱点がランダムに移動」
という
「運が悪いと弱点移動の後3回は行動が無意味に」システムなのです。
さらに運が悪いとすぐ弱点変えやがるし。
そしてその弱点は自分の装備の一つのとある機械を使う事でヒントが得られるのですがこれが
後半に行くにつれアバウトな指示しか出なくなり、その少ないヒントから必死になってクリックし続け
るのですがラスボスの際に出たヒントが
「多脚化したことで素早さが大幅に上がっている、装甲の薄い部分を攻撃せよ」
でした(うろ覚え)、装甲の薄い部分はと見れば肘関節、首、腹の部分です。そうと分かれば容赦
は不要、最強の武器を撃ち込むまで!
ショットショットショットォ!!
…おかしいです、いっこうにダメージが入りません、そのままやられてしまいました。仕方ないので
一回捨てる覚悟で全身にくまなくぶち込みます。弱点さえリストアップしておけばなんとでもなるはず
です。死にはしましたが弱点は判明、次は余裕です。
○弱点:胸ど真ん中、左肩、右腕(うろ覚え)
…ばっちり装甲部分じゃねぇかYO!

まさかそんな罠が仕掛けられているは思いもしなかった胸の痛みと共にソフトを封印、二度とプレイ
する事はなかったという……。


もちろん最後はただただ意地になってプレイしてました、せつねぇ。


トップへ