きんとさんのお気楽ゴクラクのーと

K.水谷


猛暑にご注意


8月 2日(木) 今週も梅干そうと思ったら天気悪い (-_-;

今年の夏は記録的な猛暑で、恐ろしいことに死者まで出ている。
熱中症というのは、日射病や熱射病など、暑さが原因でなる症状を総称しているのだそうだが、こんなに熱中症で倒れた人が多いのも初めてではないかしら。
やはり日本人は暑さ慣れしていないというか、暑さを甘く見ているところがある。
今まではせいぜい暑いといっても33,4℃が普通でしたからね。
その感覚でいると、人の体温を越えるような気温には対応できない。
実際、危険なのだ。

私も気温が35℃ぐらいに上がった日の正午ぐらいに、外へお買い物に行ったら、こりゃ危ないと思いましたもの。
くらくらするというか、息苦しいというか、とても長時間その強い日差しに当たっていることはできない、って感じでした。
そういう時はね、外へ出ちゃいかんのです。
私が体験した最も暑い所は中国のトルファンで、日中は40℃以上はあったのではないかと思うぐらい暑かった。
無論40℃ぐらいならインドなどでも体験できるが、トルファンが強烈なのはその湿度のなさで、体中の水分がみるみるうちに蒸発し、抜けていくのがわかるくらいなのだ。
もちろん日が高いうちは外は歩けない。
日が傾いてからでも、飲み水なしに歩くのは自殺行為だった。
み、みず…、水をくれ…、とうめきたくなるほど喉が渇き、やっと見つけた売店の汚いコップのジュースに飛びついた、なんて経験は後にも先にもトルファンだけだったのだ、イヤホント。
現地のお店も昼は休み、人々はみな日陰でじっとしてたり昼寝をしている。
けれど日本はそこまで暑くなかったから、そういう習慣がないし、で無理をして倒れてしまうのですな。

こういう非常事態の時は、学校や会社でも臨時に昼休みを長く取ったりして、昼間の活動を制限した方がよいのだ。
会社は冷房が効いているからいいかもしれないけど、気温を無視して冷房に頼るというのも、エコロジカルじゃないし、人間の生体にとってもあまりよいことではないと思う。
新聞に最近、冷たいカレーが流行っているという話が載っていて、なぜ暑いインドで熱くて辛いカレーを食すのかという道理も抜きで、安易に涼しさを求めている、それじゃ体が弱くなる一方だ、みたいな結論になっていた。
確かに、インド人は飲み物も熱い紅茶だし、暑いからといってやたらと冷たいものを取ったりはしない。
それに人間の体は案外順応性があって、本来なら昼行性の動物なのに、暑い地域の人間は暑さに順応して昼間は休み、涼しい朝夕に活動する半夜行性動物になっていたりする。
人間の体はそれほど弱っちくはない。
けれどそれは風土に体を順応させればの話なのだ。

私も光熱費節約のため、昼間はエアコンを使わないが、暑いからといって昼寝をすると、なんか余計疲れるような気がする。
細切れに寝るのがヘタで、なかなか半夜行性動物になれない。
ついつい冷たい飲み物ばかり飲んで、汗をかかず、だるくてむくみがちな体をひきずってダラダラしている。
暑い時は暑いところの人を見習うべきだな。
朝涼しいうちにお仕事し、昼間は休んでダラダラせずリズムよく過ごし、熱いものを食べて飲んで汗を出し、そのかわり猛暑の恵みで甘くなった果物で涼をとる…。
皆様も暑い暑い夏、工夫して涼しくお過ごし下さい。


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