きんとさんのお気楽ゴクラク日記

K.水谷


惑う年


1月 6日(土) 晴れ! 寒い!

これをお読みの皆様、謹んで新春のお慶びを申し上げます。
皆様、良いお正月をお迎えですか?
ウチはここ数年、出正月でも寝正月でもなく、趣味に没頭し家に閉じこもる正月です。
今年もまた、夫はテレビも昼寝もそこそこにパソコンに張り付き、私は肩凝った首凝ったと嘆きながら机に向かって小説の続きを書いている。
でもまあ閉じこもると言っても、初詣には行ったし、久しぶりにPCの周辺機器やソフトの買い出しに行ったりはしたけどね。
なんせ夫に臨時収入が入ったからさ(オホホ、印税ってやつよ)、さっそく先行投資に使ったわけ。

そんなこんなで正月も過ぎようとしているが、今年、新世紀2001年の抱負はと言うと……。
抱負はと言うと、やっぱりいつも通り大した抱負もなく、のんべんだらりと過ごすのだろうなあと思うばかり。
でもさあ、私今年でちょうど40歳になるのよね。
大台よ、大台!
ちょっと考えちゃった。
だってさー、80まで生きるとしたらもう半分まで来ちゃったのよ。
70まで生きるとしたら、これから先はこれまでの人生より短いのよ。
人生折り返しの時を迎えているのに、これでいいのか!ってね。

私の30代は、実はとても迷い道クネクネ(ふ、古い (^^; )な日々だった。
ええ、外見上はとっても穏やかなとっても平和な生活でしたけどね。
内面ではいろんな葛藤があって、自分の人生ってもんを真面目に真剣に考えていた日々だったのよ。
で、10年経って、大方の結論は出たんだけど、まだ迷っている部分もあるし、まだ納得できてないしこりみたいな所もある。
結論そのものも、なんだか頼りないもので、これでいいのかなー、て思うことも多々あるのだ。
私、ほんとにどーしょーもない甘ちゃんだしね。
それは結局、まだ克服できてない。
だから結局、次の10年もそういうものを引きずりつつ、また迷い道クネクネなんだろうなあ。

40は不惑の年って言うでしょ。
30代の10年でいろいろ考えに考えて、結論出して、40になったら迷わずに進むというのが正しい人生の図式なんだろう。
そりゃそうだ、もう後人生半分しかないんだもの、迷ってる暇なんてないよ。
けどね、私も考えに考えるところまでは合ってたんだけどね、40で不惑と言い切るまでにはいかなかった。
そこまで人間ができてない……。
せめて、40になったらもうちょっと落ち着いて大人らしく生きろよ! と思ってもみるんだけど、大人らしくっていうのは自分でやることじゃなく、自分の品性として付いてくるものだしさー。
自分が子供っぽく見えてるとしても、そのために老けたことなんかするのは、やっぱりバカらしいし、そんなことしたら、それはそれでみっともないよね。
それより、考えることもまだいろいろあるし、やることもやりたいこともまだまだたくさんあるのだから、そっちをやらなきゃ。
迷っている暇なんてないけど、決まってないんだもの、しょうがないよね。
で、今年もまたあれこれ惑いながら、三歩進んで二歩下がる(ふ、古い (^^; )を繰り返すしかないのだ。

しっかし、だいたい十の位が一つ繰り上がると大台って言って大騒ぎしてもさ、それは人が勝手に区切り付けてるだけで、ホントは連綿と続いた人生に区切りなんてないわけよ。
40がなにさっ!
人生、歳なんて関係ないわ!
(ただの負け惜しみ……)


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