きんとさんのお気楽ゴクラク日記

K.水谷


スポーツの行く末


9月 14日(木)曇りのち晴れ(中秋の名月!)

たった今、サッカーの五輪予選、南ア戦が終わった。
勝ちましたよ、日本!
今回の五輪代表はホント強いな。
今週は体調不良で日記も小説もパスだなと思ってたけど、勢いで書いている。

アンチ巨人の私にとっては、もうプロ野球のペナントレースは終わったも同然。
最近はサッカーばっかり見ている。
今日はさすがの日テレも、伝統の巨人阪神戦を押しやって、サッカーを中継してました。
だってね、やっぱり面白いもの。
ドーハの悲劇あたりからずっと応援してるけど、そのころから比べると日本代表はほんと強くなった。
まだゴール前でもたついてイライラすることはあるけど、競り合いにも決して負けてないし、パス回しは絶品だし、なにより安定感のある守備が以前とまったく違う。
今日も前半動きが硬くてハラハラしたけど、守備でなんとかしのいで、後半、相手が疲れてきてからはパスが回りだして俄然面白くなった。
そして決めるときは決める。
決定力もだいぶ上がってきた。
やっぱりさ、応援してて勝つと気分いいでしょ。
そりゃあ、人気も出てくるよね。

それに若い世代が育ってきたことが、わがことのように嬉しい。
五輪代表はタレント揃い。
誰を出しても、皆ちゃんと結果を出す。
昔はさぁ、カズ頼みとか前園頼みで、一人こけたら皆こける状態だったもの。
監督が迷うほどいい選手がいるって、すごいことだよ。
これもJリーグがリードして、サッカー界がみんなで頑張って選手育ててきたおかげだよね。
Jリーグができたとき、最初は人気あったのに、だんだんジリ貧でどうなることかと思ったけど、地域に根ざした活動ですそ野を広げ、人を育てていくという理念は、今、立派に実を結んだのだと思う。

それに比べてプロ野球は相変わらず巨人一辺倒で、他球団もマスコミも巨人にぶら下がりっぱなし。
ほんとに面白くない。
いろんなチームにいろんなタレント選手がいて、対決して、それが面白いのに、タレント選手はみんな巨人に集まっちゃって、巨人対他球団という図式しかない。
五輪派遣も中途半端になっちゃったしさ。
私はいつもは敵同士で戦っている選手が一同に介して、世界と戦うというのは面白いし、夢があると思うんだけど、野球関係者はどうもそういう夢は持ってないらしい。
プロとアマの確執もまだまだあるみたいだし、そんな確執にとらわれてないで野球全体の将来を長期的に考える人っていないのかしら。
人気だけに頼っていたら、そのうち人が育たなくなってしまうだろう。
弱くなったら人気が無くなって、さらにやる人がいなくなるという悪循環に陥ってしまうよ。
バレーボールなんか、今そうなりつつあるよね。
女の子のファンがいくら「そーれ!」って歓声をあげてても、「日本、チャチャチャ!」って手拍子しても、それだけじゃだめ。
大事なのは、将来を担う子供たちの夢になりえるか、てことなのよね。

Jリーグの選手たちが地域交流にも積極的に参加して、地元のサッカー少年たちに教えてたりするのを見ると、プロスポーツってマスコミに華やかに報道される部分だけじゃないんだなってつくづく思う。
そういうお金には換えられない地道な活動があって、その先にあの華やかな選手たちがいる。
だから余計に面白い。
Jリーグもまだまだ眠くなるような退屈な試合が多いから、もっともっと面白くなってほしい。
そしてワールドカップの決勝に進めるような強い日本代表を作ってほしい。
そんなことを夢見つつ、さあ、次はスロバキア戦だ!


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