きんとさんのお気楽ゴクラク日記

K.水谷


掃除嫌い


8月 11日(金) はっれー!

私は掃除が嫌いだ。
家事の中で一番嫌い。
他の家事は掃除より必然性が高いこともあって、真面目に(他の人が見れば真面目じゃないかも)やっているが、掃除は汚れさえ目に付かなければ、はてしなくサボってしまう
ところが掃除は嫌いなくせに、汚れているのはイヤ!なのだ。
普段はおざなりに掃除機をかけるだけで、埃が目立ってくると仕方なく拭き掃除などをするのだが、これがイヤでイヤでしょうがない。
なぜそれほどまでに嫌かというと、部屋が散らかっているからだ。
きちんと片づいた部屋なら拭き掃除も3倍楽だろう。
そうは思うのだが、私は散らかしやさん、夫も散らかしやさんだから始末に負えない。

友人がよく夫の散らかし癖を嘆いて、夫の後を付いて歩いて散らかす側から片づけていくのだと言っていたが、私は自分が散らかす方だから、例えば夫が脱いだ靴下をその辺に投げて置いておいても、自分で片づけるまで平気で踏んで歩いている。
何日も置いてあったり、いくつも散らばってたりすると、さすがに「なにこれ?ダイイング・メッセージ?」と嫌みを言い、「死んでないぞ、誰も!」と言いながら片付ける夫を眺めることもある。
でもはっきり言って、夫のことは責められない。
私の創作用机は書き散らかした紙とPCと資料の本とコピーと辞書その他もろもろで埋め尽くされているし、台所も鍋やタッパが出しっぱなしで置き場所がなくなると仕方なくしまう、てな状態なのだ。

これら散らかしたものが埃にまみれないなら、全く問題はない。
しかし現実はそうはいかない。
一週間も経つと、それらのものにうっすら白くたまる埃、埃、埃。。。
掃除は嫌だけど、埃はもっと嫌だから仕方なく拭く、払う、片付ける。
こうなると、とても利己主義なのだが、自分の散らかしは許せても他人の散らかしは許せなくなる。
埃をかぶらない靴下ぐらいは許せても、夫が居間に持ち込んだ雑誌などがそのまま何日も置かれっぱなしで埃をかぶっていると、途端に嫌になってしまう。
とても利己主義なのだが、自分のテリトリーだけは散らかしてOK、他は掃除しやすくするためにきちんとしておく、というルールを勝手に作り、それに当てはまらない夫の不始末を勝手に怒るのだ。

なにしろ私たち夫婦の生活にはモノが多い。
最近はPC関係のモノが格段に増えてきた。
二人暮らしには充分すぎるほどの広さがある団地に越して、PC周りの環境もユッタリさせて、これなら掃除も楽だもんね、と一人悦に入ってたのに、一つまた一つと増える機器に顔がゆがむ。
それでも私も欲しがってたモノだし、仕方ないやと一生懸命整理して、レイアウトとかも工夫してもらって、なんとか収まっているのに、ここに来てPCが一気に2台も増えてしまうのだ!
そりゃ、本を書くのに必要なのはわかるけど。。。
そりゃ、私も書け書け!って勧めたけど。。。
部屋が狭くなるのはいやだぁー!!

とりあえず来た一台目は、PCを置いてもまだ広々としているお気に入りのPC机の空きスペースを占領した。
ああ、書き物とかもユッタリできるお気に入りのスペースだったのにぃ。。。
掃除もしにくくなるし、とブチブチ文句言ってたら、夫がシオシオのパーになっちゃった。
あんまり言うと、可哀想だから、もう私はこの部屋から撤退することにした。
本ができるまでの一時的なことだし、それまで見ないことにすればいいんだもんね。

そういえば、掃除嫌い、埃嫌いの私が究極に嫌いなモノがある。
それは電気製品につき物の配線コード。
コードってさ、邪魔だし、こんがらがるし、埃かぶっても掃除しにくいんだよね。
それがたまらなくイヤ!なの。
それに機器が増えればその分コードは増える。
PC関係は一つの機器から2,3つはコードが出ているから、PCの裏はもうスパゲッティ状態だ。
しかも掃除できないから、たんまりと埃のソースがからまっている。
また2台増えて、机の後ろのスパゲッティ埃ソース和えは大盛り一丁追加!になるのだろう。
おお、いやだ!
アタシは触らないもんね。
見るのも嫌だからね。
そう、見なけりゃ、掃除しないで済むもん。。。


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