最近ご近所の方たちと交流があって、こないだも午後のお茶に呼ばれて夕方までくっちゃべっていた。
話題はいろいろだけど、先頃行われた選挙の話でも結構盛り上がった。
この辺の地域は昔から市民運動が盛んで、自民党の事なかれ主義と金権体質に嫌悪感を示す人々が多いせいなのか、皆民主党に投票したと言っていた。
そんな彼女たちでも、自民党の田中真紀子サンには一目置いていて、真紀子サンが首相になればいいのにね、と口をそろえた。
私の隣に座っていたＦさんが、あのお口の軽いお粗末首相の森サンを指して「同じ石川県出身なのが恥ずかしい」としきりに言ってたが、そのような恥ずかしい方々が弄んでいる今の政治ってやっぱりどうしようもない。
まあね、厚顔無恥の政治家も政治家なら、それを選ぶ有権者も有権者なんだよね。。。
選挙報道でそういう人々が次々と当選していくのを見て、一体誰が支持するのよ！と憤慨していた。
でもね、ならどうすりゃいいのよ、という意見に私も答えるすべはない。
確かに民主党も頼りなさ過ぎるし、他の政党だって五十歩百歩。
そんなどうしようもない自民党と頼りない他政党の間で、一人気を吐いていたのが田中真紀子サンだった。
真紀子サンのすごいところは、とにかく発言がわかりやすいこと。
どうしようもない、こんなんじゃダメだ！とは誰でも言えるけど、じゃあどうするの？という疑問に本当にわかりやすく、私のような政治音痴にも納得できるような言い方で答えてくれる政治家はあの人しかいない。
そして物見高いマスコミの期待通りに、ズバッと斬って捨てる物言い。。。
自分の発言の影響力まで計算された優れたパフォーマンスは、頭の回転が速く、しかも周りがよく見えてないとできないことだ。
滅多に人を誉めないウチの夫でさえ、真紀子サンの評価はかなり高い。
選挙報道のアンケートでも、誰が首相になったらいいかという問いに「田中真紀子」と答えた人はとても多かった。
ダーティなジイ様たちがはびこる自民党の中では、女性というだけでクリーンなイメージがするが、なら女性なら誰でもいいかというと、そうでもない。
これだから女は。。。という言われ方をされてしまう女性も多いからだ。
引き合いに出して申し訳ないのだが、あの保守党の扇千景サンなんかは私でも？と思ってしまう。
こないだニュースステーションに出ていて久米さんと話していたとき、やけにトゲトゲして、でも何でもないフリをしているのがちょっと変だった。
あれって「いじめられたって負けないわ！」と思ってて、それで防御のためにハリネズミになっちゃうのよね。
私もいじめられたことがあるから、そういう態度をとりたくなるのはわかるんだけど、過剰な自己防衛はハタから見てると自意識過剰と受け取られかねない。
トゲトゲを隠すにしても、もう少し自然な演技をすればいいのにと思ってしまった。
それからお茶会の時「扇サンて、『わたくしは』を言い過ぎる」という意見があって、みんな「そうだねー」と大笑いしていた。
確かに政治家として『わたくし』を主張しすぎるのはどうかと思う。
昨日テレビで閣僚討論会をやっていたのでちょこっと見たら、扇サンは一つの文章を述べるのに『わたくしは』を５，６回言っていた。
主語は１回言えばいいと思うんだけどね。。。
とどめは組閣後のあの赤絨毯の階段の記念撮影。
ものすごく豪華なドレスでお出ましになって、土肝を抜かれた。
殿方連中がモーニングだから自分もと思ったのだろうが、もうちょっと場所と立場を考えたらと思ったのは私だけだろうか。
なんか真紀子サンのこと書きたいのに、扇サンの悪口になってしまった。
まあ、要するにそういうことをしてると、これだから女は。。。と悪口を言われるよ、と言いたかったのです。
世間様はまだまだ女性には厳しいからね。
その点、真紀子サンはあの政治家が嫌う久米さんのつっこみにも全然動じないし、選挙中は田圃の中に段ボールのお立ち台作って、新潟弁で熱弁を振るうという主婦ウケするパフォーマンスもやってたそうだし、今はまだ行動を起こすべきではないというご自分の立場もよくわかってらっしゃる。
なにをやっても好感度がＵＰしてしまう女性政治家なのだ。
ようやく、自民党の若手議員の中から真紀子サンを担ぎ出そうとする動きが出てきた。
真紀子さんが担がれてしかるべきカリスマ性を持っているのは、国民も承知だ。
古来、日本では政治が乱れきってどうしようもない時に、女帝が出現していた。
もう半年で新世紀がやってくるこの時代に、政治の世界にもカリスマが、新たな女帝が現れるのだろうか？
それで日本が良くなるなら大いに期待したいところだが、真紀子サン、くれぐれもお父さんのように目的のためなら手段を選ばない政治家にはならないでくださいね。
あと、鉄の女＝サッチャー日本版にもなってほしくないなぁ。
やっぱり、戦争はイヤだもの。。。
| 戻る | メール |