きんとさんのお気楽ゴクラク日記

K.水谷


生まれてくる子供たちのために


12月11日(土) 晴(今日はまだ外に出てない)

ハタと気づいたらもう土曜日、日記書くの忘れてた。
書こうかなと思っていたテーマも2,3あったのだが、忘れてしまった。
今週、なんだかんだでバタバタしてたからなぁ。
というわけで、テーマは安易に子供ネタ。

なんたって、今一番新しい話題は雅子様のご懐妊(の兆し)だものね。
暗い話題しかない昨今、唯一の明るい話題としてワイドショーが飛びついてた。
それにしてもワイドショーの皇室ネタは、なんだっていつもいつもワンパターンなんだろうね。
今までの皇室行事を繰返し流して、BGMはいつも優雅なバロック音楽。
街頭インタビューに出てくる人々も、なぜかお上品な言葉づかいでしゃべっているのがおかしい。
普段、あまりお上品とは言えないワイドショーもワイドショーウォッチャーも、たまにはきれいなベベ着ておすまししたい、といったところか。

ところで、6年間子供ができなかった皇太子ご夫妻のご苦労は、さぞかし大変なものであったろうと思われる。
プレッシャーが並みの人間の比じゃないものね。
周りからの精神的な負担がない私ですら、自分の内面の葛藤や治療のせいで受ける心理的負担、肉体的負担にほとんどギブアップ状態だった。
これに多大な周りのプレッシャーが加わるのだもの、もうやってられん!て投げ出せればいいけど、あの立場じゃそうはいかないし……。
一方で、子供なんかいらないって人に限って、なぜか出来ちゃったりするでしょ。
世の中うまくいかないものだよね。

それで最近、周りの人見て思うんだけど、よく子供は親を選べないって言うでしょ。
それはもちろんそうなんだけど、親も子供を選べないと思うのですよ。
子供を産む産まないの意思はある程度反映されるけど、絶対じゃない。
だから、どこかに大自然の意思(?)みたいのが関っているのかなぁ、と。
つまり、子供はおのずから(自分からという意味ではなく、自然と、という意味で)生まれてくるものなのだ、なんてことをぼんやりと考えているわけです。
そう考えると、自分に子供がいないこともあまり問題じゃないような気がして来るわけで。
だって、おのずから生まれてくる子供はもちろん親の子だけど、この世界全体の子であるとも言えるのだと思うから。
子供を直接育てるのは親だけど、その子供の成長には世界全体が関っている。
子供のいない私も全然関係ない他の誰かも、その辺に生えてる草や木もみんな子供たちの成長にどこかで関っている。
だから、子育てって、親だけでなくて、みーんなの責任でもあるんだよね。

考えると簡単なことなんだけど、じゃあ実際はと言うと、どうもあんまりいい状況じゃない。
私たちは子供たちの明日のためにあまりいいことをしていない。
希望の持てない時代に生まれてかわいそうという意見もある。
でもそれでも、生まれてくる子供たちはみーんなの希望と信じたい。
子供たちが生まれてくる限り、私たちは希望に向かって少しでも努力するしかないのだ、 などとまじめに考えてしまうのです。


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