きんとさんのお気楽ゴクラク日記

K.水谷


近ごろ思うこと


10月21日(木) 晴です!

この日記も書き始めてから早一年、でも自分はあまり変化がない。
てゆーか、進歩がちっともない。
時ばかりがさっさと過ぎ、出るのはため息ばかりなり。
チャンチャン。

オチャラけててもしょうがないので、アクセス数強化月間だぁ、と気合を入れて、大手小説リンク「HONなび」に自分の小説を登録した。
そしたら、たった1日で今までの2ヶ月分位のアクセスがきた。
恐るべし、HONなび。
でも、アクセス数が飛躍的に伸びたのは最初の3日間だけ。
後は鳴かず飛ばず。
やっぱり出るのはため息ばかりなり。
チャンチャン。

全然話は変わるけど、こないだ韓国製のアニメを見た。
内容は日本のロボットアニメを手本にしましたって感じのSF仕立てのロボットアニメ。
韓国もついにそこまでできるようになったのかと思って見たのだけど、実際はやはり日本製とは格段に質が違う。
絵の質なんかは20年位前のレベル。
なのにCGも使ってあるから、ギャップが激しすぎて変な感じ。
もっと違うのは設定や脚本の丁寧さ。
科学的根拠はともかくとしても、もっと一般的な設定や人物描写が描き込めてないのだ。
こちらの方は20年どころの差じゃないね。
日本は20年前にはもう「ガンダム」とかあったもん。

自分も小説を書く身なので、つくづくディテールの大切さを痛感してしまった。
多分、韓国製と日本製の一番の違いは、このディテールにいかにこだわるかといったことなのだろう。
きちんとつじつまが合っていて、違和感なくストーリーに入っていけて、そして楽しめるようにするには、見えない部分にまで気を配った様々なディテールが必要なのだ。
そしてそのディテールは物語に奥行きを与える。
ストーリーなんて、結局どれもみな同じようになっちゃうから、最終的にはその奥行きで勝負するしかないのだ。

そう考えると日本のアニメーターって偉いな。
アニメの技術が向上する前から、もうみんな奥行きで勝負してたもの。
最近は技術が上がって絵もすっごくきれいになった割に、その分奥行きが浅くなってるアニメが増えて来ちゃったけど。
粗製濫造みたいなとこあるし。
でもこだわる人はすっごくこだわって作ってるよね。
職人肌というのでしょうか。
日本が誇るサブカルチャーは、こだわりを持った職人たちに支えられているってことだ。

やっぱりそれこそが日本の文化なんだねえ。
だってさ、日本の職人て、箒一本作るのでも人が気がつかない所にまで気を配って丁寧に作ってたりするじゃない。
しかも、金銭的なことは無視して自分のこだわりだけでやってる人が多いし。
日本人の特性なのかどうか知らないが、箒からアニメまで、こだわりの職人文化こそが日本が唯一世界に誇れるものなのかもしれない。
近ごろは職人さんたちも不況で追いやられて肩身の狭い思いをしているけれど、もっと彼らを大事にしなきゃいけないよね。
日本から職人さんたちがいなくなったら、日本の誇れるものがなくなっちゃうじゃない。
まったく、この不況、何とかならないのかしらん。
はあーぁ、出るのはため息ばかりなり。
チャンチャン。


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