きんとさんのお気楽ゴクラク日記

K.水谷


旅の気分


5月1日(土) 五月晴れ

新しいパソコンがやって来た。
処理能力の早いこと早いこと。
みんな、こんな早いやつ使ってるから、やたらと重いHP平気で作っちゃうのね。
それにしても、ほんの3,4年のうちにこんなに進歩するなんてねぇ...
進歩もいいけどさ、その都度買い換えたりすると、お金がもったいないし、ごみにもなるし、その辺のとこ、メーカーは考えてほしいもんだわ。
まあ、とにかく今度のは長持ちしてほしいな。
壊れさえしなきゃ、多少遅かろうが機能が足りなかろうが、それなりに使っていけるんだもの。

話は変わって...
こないだミスチルの『Discovery』を買った。
『終わりなき旅』が好きで、でもサビの部分しか聞いたことなかったので、全部聞きたいなと思っていたのだ。
いささか、買うのは遅くなってしまったが、やっと手に入れて聴いたみたら、泣けるほど素敵な曲だった。
私は旅の歌が好きだ。
音楽にはあまり詳しくないので、たくさん知っているわけではないが、自分が好んで聞く曲には旅の歌が多い。
旅行ができなくても旅の気分は味わいたい、そんな気持ちがいつもあるようだ。
どうして、そんなに旅が好きなのか...

私は流れるものが好きだ。
たとえば河、たとえば風...
旅も同じように移動していくものだから、私はそういうものが好きなのだ。
ここではないどこかへの憧れ、なんてものが心の中にあって、そういうものを好きにさせている。
でも、じゃあ、変化を求めるということは、今に満足してないということだろうか...
いやいや、そんなことはありません。
だって今まで、ほんとに帰ることを考えない旅なんてしたことないもの。
ただ単にちょっと気分を変えたいだけなのだ。
自分が移動していくことで、自分の中に淀んでいるオリのようなものが流れていく、そんな感じだ。
なぜ自浄作用が必要なのかはわからないが、それが私にとってとても大切なものであることは間違いない。
女の体に生理が必要なのと同じようにね。

時は百代の過客、人生もまた終わりなき旅であれば、わざわざ旅を求める必要もない、と人生の達人はおっしゃるだろう。
でも、私は即物的な人間だから、時が移ればここもまた、ここではないどこかなのだ、なんつう哲学的な考え方はできないんです。
『残された旅』という私の好きな歌の中に「そしてひとつの旅が終わり、そしてひとつの旅が始まる...」という歌詞があるんだけど、私の終わりなき旅はこっちの感じだな...

  旅の空にあって、時折ここが旅路の果てかと思うような風景に出会う
  その場所に立ち、とうとう行き着く所まで来たかと感慨にふけっても、それは
  終わりなき旅のひとつの通過点に過ぎず
  消えることのない昨日の夢の影に過ぎず
  気がつけばまた、いずこともなく道は続き
  明日の夢さえ、わからぬままに旅は続き...
                 (This is my poem from "Five story of young Master Julius")

つうことで、明日から中国へ行ってきまーす。
気功の研修旅行だから、あんまり感慨にふけっているひまはないんだけど。
まあそれでも、旅行には違いないし、旅の気分は十分味わえるから...


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