きんとさんのお気楽ゴクラク日記

K.水谷


スキル・ワーカー


2月26日(金) 曇り時々薄晴

今週から派遣の仕事に行き始めた。
フルタイムだけど週3回なので、主婦にとっては都合がいい。
短期じゃなくて、こんな仕事がずーっとあればいいのに…。

派遣の仕事は職種も内容もいろいろあるけど、大体2つのタイプに分けられる。
まず、タイプAとして、一つの仕事を専門的に請け負ってやるタイプ。
専門知識の必要な職種、CADオペとかプログラマとかがこれに当たる。
ほとんどが長期契約で、仕事内容も社員と変わらない位のものを任される。
時給もいいし、充実感はあるが、反面、待遇も社員と変わらなかったりする。
つまり、社員並みにこき使われ、残業は当たり前、社員と変わらないことやってんだから、お茶当番もやってちょうだいと言われたりもするし、そのくせ社員の受ける恩恵は受けられない。
福利厚生はあくまで社員のものだから、仕方ないんだけど、都合のいい時だけ社員扱いは困ったもんだ。
そんでもって、人員整理の時は派遣が一番先に首を切られるのだから、何のために派遣で仕事をやってるんだか、わからなくなってしまう。

タイプBは人手が足りないから、お手伝いに来てっという仕事。
ファイリングとかOA入力とかいわれるものがこれに当たる。
忙しい会社は急ぎの仕事に追われて、社内処理が後回しになっている。
社内の台帳記入(入力)とか、書類の後始末(ファイリング)とか期限の決まってない仕事は、手の空いた時にやろうなんて放っておいて、気が付くと山盛りたまってる。
そういう仕事はたいてい、内勤の女子社員がやることになってるんだけど、OLさんたちも急ぎの対応に追われて、手が回らない。
コストの高い社員に割増しの残業手当払って、ブイブイ文句言われながら残業させるよりは、派遣を雇った方がいいと考えるのだ。
こちらの仕事は、派遣は派遣という考え方のもとに、補助的な仕事しか回ってこない。
大事な部分は社員さんがやり、派遣は誰にでもできるような入力とかコピー取りとか書類整理をやらされる。
でも、社員じゃないから、残業なんてよっぽどのことがない限りしないし、ほとんどの場合お茶当番なんてこともやらされないし、補助的な仕事だから負担となる責任も少ない。
気分的には楽である。

最近、あの藤原紀香嬢が出てる某派遣会社のCMで、スキル・ワーカーなんて言ってるけど、タイプAならともかく、タイプBはそんなカッコいいものではない。
社員の手の回らない仕事は何でもやる雑用屋さん、お手伝いさん、つまり家政婦ならぬ社政婦なのだ。
入力の速さなんかはもちろんスキルには違いないけど、それはいかに家事を素早くやる家政婦かというのと同じ事だ。
どんなにカッコよくカチャカチャ入力してても、次にファイリングを命じられれば、書庫の片隅で埃まみれになりながらファイルの山と格闘しなくてはならない。
派遣の仕事なんて、そんなもんです。

でもね、お手伝いと割り切ってしまうと、どんな仕事でも仕事は仕事と思えるものだ。
社員で働いてた時は、こんなつまんない仕事やだよー、なんて思ってたことが、うそみたいに気にならなくなる。
どんなつまんない仕事でも、それが必要ならば遠慮なく依頼して欲しいし、依頼されれば責任を持って最後までやる。
ちょっとしたプロ意識ってやつですか。
それで、契約満了になって、おかげさまで助かったわー、なんて感謝されたら、お給料貰うより嬉しく思ったりして。
かくて、私は派遣の依頼が来ると、お手伝いお手伝い♪、とウキウキしながら仕事に向かうのだ。
いろんな会社に行って、いろんな仕事やらせてもらって、できないことははっきりできないと言い、できることは精一杯やる。
そして、契約の労働時間分カッチリ働いて、時間がくればトットと帰る。
これが私の健全な派遣ライフだ。
いろんな会社を見るのも面白いことだし。
そのうち『社政婦は見た!』なんて題で、暴露話シリーズやろうかな…。


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